オシロイバナです。
本来は日本に自生していたわけではなく、江戸時代に南米から伝わったもの。今ではそこら中にあるので、ほとんど雑草扱いみたいな感じ。
普通は赤紫色の花で、こういう真っ白な花は初めて見ました。純白といってもいいような白さです。
おしろい(白粉)は、昔の化粧品で、今で言ったらファンデーション。肌を白く見せるために塗るわけで、現代では歌舞伎、日舞などの舞台では使われますが、日常的には見かけることはありません。
もちろん役者さんが、白粉花をつかっているわけではありませんが、この花の種を割ると白い粉が取り出せるので、こどもが遊びとして顔などに塗って楽しむことができます。
そういう遊びも昭和までの話で、もうほとんど忘れ去られた文化みたいなものになってしまいました。
ちなみに、種は毒性があり、誤って口にすると下痢・嘔吐を起こすそうなので、注意しないといけません。