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2016年8月21日日曜日

リオ五輪 日本選手の活躍


2016年リオデジャネイロオリンピックが開幕して2週間、ほぼ競技は終了し、残すのはわすが。日本人の活躍しそうな種目はだいたい終了です。

次回大会は2020年東京ですから、地元開催に向けて、今回のオリンピックではいろいろな課題があった大会だと思います。

運営上の注意点を洗い出すことは重要で、選手が最大の力を発揮できるように、見えない部分で大会がスムースに進行するようにしないといけません。昨今はテロの問題などもあり、国際大会では神経を使うことが多くなっています。

そして、当然、主役の選手たちの活躍が重要なポイント。地元が活躍して、より盛り上がれる大会にできるわけです。とは言っても、ロシアのような国ぐるみのドーピングは論外です。

もともと、日本はスポーツに対して、国をあげての積極的なサポートは少なかったと思います。個人の力量だけに頼っている部分が多い感じですが、それだけではメダルは取れません。

やはり、メダルを獲得することは、出場する選手だけでなく、ただ見ているだけの自分たちのような一般人にも大きな高揚感を与えてくれることは、今大会でも証明されていると思います。

また、次世代の選手たちにも、大きな希望や夢を与えることになり、さらなる今後の活躍につながっていくことになります。

オリンピックが営利的な運営にシフトして、さまざまな問題が噴出していることは明らかですが、やるからには、一定の経済効果を生み出すことは重要で、そのためにも選手の育成は緊急的に行わないといけません。

今大会での、ここまでの日本人選手の活躍は素晴らしく、前回のロンドン大会を上回るメダルを獲得しています。

しかし、近年のそれぞれの競技を牽引してきたスター選手が4年後にも活躍する保証はありません。実際、体操の内村、レスリングの吉田などには、さすがに東京大会でも活躍することは期待できません。

そういう意味で、世代交代がうまくいくのかを占うリオ大会だったと思います。体操は若きエース白井の登場があり、女子レスリングも若手の大活躍が見られたので一安心です。

無策・無能な指導者から交代した柔道は、全階級でのメダル獲得という一定の成果を出すことができました。厳しいことを言えば、ブラジルがサッカーに金を期待するように、日本は柔道には当然のように金を期待するわけで、今回の結果が十分ではありません。

水泳競技は、期待された若手の活躍が今回はあまり見られなかったのが残念ですが、4年後に大きく成長してくれて大活躍するための試金石になったならば大きな意味がありました。

卓球、バトミントンも今回素晴らしい成績を出しました。このまま順調に成長して、次につなげることが期待できます。

団体球技は、どうしても結果がでていません。バレーボール、バスケットボール、サッカーなど、メジャーなスポーツは多くの課題を残していると言わざるを得ません。

あと4年もあると考えるのか、それともあと4年しかないと考えるのか。無限の可能性を秘めた10代後半の次世代のスポーツ選手たちには、4年間は十分な成長を遂げるのに短すぎるということはないと思います。

今大会で見えた、上がってきたスポーツ力を4年後の東京、またそれ以後に継続、かつ強化していくためにも、国をあげてのサポートを期待します。「見えない」ところにもお金をかけることは、必要なことだと思います。

「2番じゃだめですか」というのは、政治の世界ではありかもしれませんが、スポーツは基本的に勝つか負けるかですから、1番を目指すのは基本的な目標であり、その結果として2番なら誰もが納得することができるでしょう。