2016年8月7日日曜日

リオ五輪開幕


オリンピックです。4年に一度、国別に様々なスポーツを競う、国際的な由緒正しき祭典です。

しかも、次回は東京ですから、今年のリオデジャネイロ五輪は、日本人にとってなおさら注目すべき大会だといえます。

・・・なんですが、う~ん、この何とも言えない、不思議な雰囲気は何でしょう。

素直に、楽しみです、わくわくします、期待しています・・・などなどの言葉が出てこない。

まず、世界の情勢のこと。世界各地でテロが発生し、社会の不安定要素が多い。

ある意味、東西冷戦時代の方が、一定のパワーバランスが保たれていました。

オリンピックそのものも、昔のアマチュアの精神を大事にしていた時よりも派手になって、大掛かりになりましたが、その分商業性が増してしまいました。

当然そこには様々な利権が発生して、何かスポーツを通じて利益を貪る輩の総会状態です。

今回の、リオの準備不足的な話も水を差します。さらに、昨年来の東京のスタジアムやロゴの問題も、白けさせる十分な話題でした。

また、リオは日本からすると地球の反対側で、すべてのイベントは日本の夜中に行われることになるので。リアルタイムにテレビ観戦するというのは、かなりしんどいものがあります。

そして、この間際に起こったロシアのドーピング問題が、オリンピックの価値を下げてしまう決定的な要素になったように思います。

する方もする方ですが、それに対するオリンピック委員会の毅然とした態度は見られず、何かうやむやっぽい形で始まってしまいました。

確かに潔白な個々の選手には気の毒なことですが、オリンピックが国別対抗である以上、国として違反を進めたと認定したからには、もっときっちりとした対応があるべきだったのではと思ってしまいます。

イシンバエアは言いました。「私たちがいないところで、偽物の金メダルを取ればいい」と。違うでしょう。今までのあたなたちの金メダルこそが偽物だったんでしょう。

まぁ、兎にも角にも始まったわけですから、出場する選手たちが、けがをせず、最大の実力を発揮することを祈るしかありません。

ああ、やっぱりオリンピックはいいものだなと思えるような大会になることを、切に切に期待したいと思います。