2026年2月11日水曜日

SEKAI NO OWARI / 炎と森のカーニバル in 2013 (2013)


SEKAI NO OWARIは、2013年2月13日にENTERTAIMENTツアー千秋楽で、秋にあらたな企画のライブを行うことを発表しました。当然、その時点では、新しいアルバムは発表されていないので、当時まだ新人と呼べるバンドの活動としてはかなり早いペースだと思います。

それが「炎と森のカーニバル」とタイトルがついた公演で、彼らにとっては初めての屋外イベントでした。10月12~14日の3日間、場所は富士急ハイランド。

富士急ハイランドは、山梨県富士吉田に50年以上前からある大型遊園地ですが、ライブが行われたのは遊園地に隣接するコニファーフォレストと呼ばれるスケート場などを含むイベント用の会場です。3日間で6万人を動員しています。

はっきり言うと、演奏されたセットリストはこれまでのライブと大きな違いはないので、音楽を聴くだけのライブとしては新鮮味に欠けることは否定できません。しかし、SEKAI NO OWARIとしては、重要な意味を持つライブだと思います。

その理由は、音楽の演奏だけでなく、これに伴う多くの企画が会場周囲で開催され、まるで臨時開催された「テーマ・パーク」のようなトータルなエンターテイメントとしてのイベントになっていたからです。主としてFukaseの想像の夢の中を実体化させることが目標になっていて、まさにファンタジー・ワールドになっていました。

コスプレをした来場者にはプレゼントがあり、その中でコスプレ・コンテストが行われました。周囲にはキャンプ・ファイヤーの場所が設けられ、たくさんの屋台がメンバーにまつわる食事を提供し、アルコール飲料には彼らの曲名が付いていました。演奏会場の内外のスタッフも全員動物の被り物で仮装して、ファンタジー色を強めていたのです。

注目のステージには、高さ30メートルの巨大な樹木のオブジェが設置され、周囲には多くの電飾が設置されました。そしてステージと観客席の間にウォーター・スクリーンが用意され、そこにライティングで歌詞を投影したりしています。前回のライブから始まったDJ LOVEコーナーでは、一見そんなことできそうもないキレキレダンスを披露して観客を楽しませました。また、メンバー全員が普段着的な服装ではなく、統一されたコスチュームを着用したこともイベントとしての統一感を出しています。

セカオワ・ワールドを、SEKAI NO OWARIのセルフ・プロデュースによってはじめて具現化したライブとして重要です。ただし、残念ながらDVDでの発売のみでBluray化されていないのが残念です。

年が明けて2014年には、4月から6月にかけて全国をまわるツアーが開催されていて、「炎と森のカーニバル-スターランド編-」と呼ばれました。こちらはアリーナツアーで、全15公演のうち半分は屋内ホールで行われています。

富士急ハイランドのような大規模な仕掛けはできませんが、それでも多くの企画をここでも実現させていて、彼らの企画力が継続していることがわかります。また。富士急ハイランドでの公演と差別化させている大きなポイントは、アニメーションを利用した公演自体のドラマ設定です。

入場ゲートには、武装コスプレした警備兵が立ち物々しい雰囲気を醸し出しました。オープニングでは、謎の怪獣が襲ってくる様子をアニメで見せてくれます。また突然会場が真っ暗になり、怪獣によって停電になったのを復旧するのはDJ LOVEの役割りでした。明るいファンタジーだった富士急ハイランド公演と違い、セカオワのダークな面が中心となった公演になりました。

この様子はWOWWOWで放送された他、2015年1月に発売されたセカンド・アルバム「Tree」の初回限定盤にフルコンサートで収録されたDVDが付属しています。

さらに、このツアーのリハーサルを含む、メンバーのプライベートを織り込んだセミ・ドキュメンタリー映画が製作され「TOKYO FANTASY」として2014年夏に公開されました。監督はフランス人のラファエル・フリードマンで、メンバーの思考を脚色・映像化したり、ファンたちへのインタヴューを含めて、バンドの内外からSEKAI NO OWARIというバンドを表現しています。

これを見れば、彼らの独特な世界観が理解できるとまでは言えませんが、それを理解するための入口にはなっていると思います。そして、彼らのファンが「セカオワ最高!!」と言うのは、単なるヴィジュアル、メロディだけではなく、現代の人々、特に若者たちが持つ悩みと共振する歌詞への共感があるように感じました。

2014年10月には、再び富士急ハイランドで「TOKYO FANTASY」とタイトルされた単独野外フェスを行いました。3日間の予定でしたが、台風のため最終日が中止となりましたが、初めて雨の中でのライブを行っています。また、初めてストリングスとホーンを加えたことも大きなポイントでした(一部のみ各種限定盤で映像を見れます)。

2013年10月から2014年10月にかけての1年間の彼らの活動は、真の意味で「セカオワ・ワールド」を現実化してスタートさせた期間であり、彼らの現在につながる最も大きなターニング・ポイントとなったことは間違いありません。

2026年2月10日火曜日

SEKAI NO OWARI / ARENA TOUR 2013「ENTERTAINMENT」in 国立代々木第一体育館 (2013)

SEKAI NO OWARIのメジャー・デヴューは、2011年8月17日の「INORI」です。そして、初のメジャーでのオリジナル・アルバム「ENTERTAINMENT」の発売は2012年7月18日です。この日付が大事。

2010年のクリスマスにCC lemonホールでライブを行った彼らの次のライブは、2011年11月22日の1日だけ開催されたもので、場所は・・・何と! 日本武道館!! です。この時点では、インディーズのアルバム1枚とシングル2枚、そしてメジャー・デヴューしたシングルが1枚しか発表されていません。

自ら「こんな長いライブは初めて」というように、これほど実績が無いアーティストが武道館でライブを行うと言うのは、前代未聞のことだったのではないでしょうか。しかし、山寺宏一が声を担当したロボットがライブの前後に登場してMCを行うところは、すでに後年の彼らの独特のファンタジックなステージの片鱗を見せてくれます。

ステージ構成全体は、まだまだ素人っぽいところが多々ありますが、成長していく彼らを知る上では貴重な映像になっています。武道館のステージは発売はされていませんが、アルバム「ENTERTAINMENT」の初回限定盤付属のDVDにフル・コンサートが収録され見ることができます。

2012年は、「ENTERTAINMENT」の発売に合わせて、初めての大規模な全国ツアーが行われました。5月はライブハウス(各地のZepp)を巡るツアー、7月から10月は全国25か所で行われたホール・ツアー、そして締めとなったのが、大阪・名古屋・東京で2013年1~2月に行われたアリーナ・ツアーでした。

このツアーの千秋楽、国立代々木競技場第1体育館の様子がDVDとして発売されています。彼らのステージでは定番となるアニメーションが初めて取り入れられ、レーザー光線や吹きあがる炎、観客に演出と連動して光る腕輪を装着してもらうなどの演出面も工夫も導入したことで、ステージのエンターテイメント性が格段と上がりました。

特に、アニメから飛び出したようなDJ LOVEが、ワイヤー吊るされて客席の上で空中歩行するのは楽しめます。演奏面では、ステージ横並びだけでなく、アリーナ席中央にセンターステージを用意して、そこでも数曲演奏していています。

すでにオープニング曲として定番化した「スターライトファンタジー」、「虹色の戦争」、「天使の悪魔」、「ファンタジー」の4連発は、否が応にも観客を一気に彼らの世界へと引きづり込む力があります。そこからのアルバム収録曲を余すことなく披露して、アンコールでは「Fight Music」、このライブの後に発売されるシングル「RPG」、そして再びインディーズ時代からの定番「インスタントラジオ」で締めるというわかりやすい構成です。

後に見られる壮大なテーマパークのようなステージではありませんが、少なくとも他のバンドのステージとはちょっと違うというところが初めて見れるライブです。音楽ですから、メロディと歌詞は重要ですが、SEKAI NO OWARIのアイデンティティは視覚的にも彼ら独自の世界観も楽しんでもらうということを、初めて知らしめたステージだと思います。ただ、MCは相変わらず下手くそ。ここら辺がまだまだアマチュア臭さを感じてしまいます。

2026年2月9日月曜日

決戦は日曜日!!


さてさて、衆議院議員選挙が終わりました。

天候は最悪。各地で大雪となり、首都圏も土曜日から雪が降り、横浜のこのあたりでも積雪は5cm程度。一時は、道路も白くなりノーマルタイヤでの車の通行は差し控えなければならないほどでした。

午後には雪はほぼおさまりましたが、今朝は路面が凍結しているところがあちこちにあり、そこそこ注意が必要な状態です。寒椿という季語があるくらいですが、さすがに雪をかぶって椿も寒くて凍えたかもしれません。

当然国民の投票行動にも影響は大きく、事前の天気予報が雪でしたから、期日前投票が増加したようですが、当日の投票はかなり鈍くなりました。特に保守陣営に投票することが多い高齢者の投票率が気になります。

さて衆議院は議席数が465なので、過半数をおさえる与党になるためには233以上の議席が必要です。解散前は与党自民党は198議席で、閣外連立を組んだ日本維新の会が34議席。実は過半数に1議席足りていなかった。

事前の話題の中心は、高市人気の勢いで自民党単独で過半数を取れるかどうかという点にありました。立憲民主党が選挙直前で公明党と合併した中道改革連合は、大幅に議席数を減らす可能性が指摘されていました。他の野党も、よくて現状維持と見られていたわけですが、続々と開票が始まり朝までに大勢が判明してきました。

というか・・・開けてビックリ玉手箱!!

いやいや、パンドラの箱かもしれない。開けてしまって、様々な厄災が一気に飛び出したのかもしれない。

自民党圧勝は絵に書いた餅ではありませんでした。選挙前の予想通り、いやそれ以上の議席を得た自民党は、歴史的・絶対的「安定多数」をものにしました。結果として、政治と金の問題で消えた政治家もすべて許してしまい、隠然たる力を持ち続ける古老たちのほくそ笑む姿が見えるようです。

このことが何を意味するのか。日本の政治はほぼ自民党による「一党独裁」と同じになるということです。国会のさまざまな委員会を独占し、自民党の法案をすべて簡単に通すことが可能になってしまいました。

それにしてもその原因は、旧立憲民主党の自爆でしょうか。選挙直前の合流新党が良い結果を出したことはありません。なにを血迷ったのか。中道改革連合は、合わせて元の1/3以下に議席を大幅に減らしたことで、もう野党第1党としては崩壊したと言わざるをえない。その他の野党も、何とか土俵際で残るのが精一杯。乱立した泡沫野党は一掃された感があります。

その中で、唯一、チームみらいだけが新たに議席を獲得し、結党一年足らずで今後の日本の政治の新しい風となり得る存在であることを証明したように感じます。これからの日本をよくするのは若者たち、自らの手で行うことは大切ンことだと思います。パンドラの箱の中に、最後まで残った「エルピス(希望)」は彼らかもしれません。

2026年2月8日日曜日

2026冬季オリンピック開幕

 


昨日、日本時間の早朝にミラノ・コルティナ・オリンピックの開会式が行われました。オリンピック冬季競技大会としては、25回目になります。

ミラノはイタリアの北部のロンヴァルディア州の中心都市で、アルプス山麓のお膝元。ミラノ大聖堂は有名ですし、何と言ってもレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の壁画がある教会があります。

コルディナは、正確にはコルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)、ヴェネト州にあり、ミラノからは北東に250kmほど離れた位置にあります。コルティナは、1944年の第5回大会が世界大戦で中止となりましたが、1956年に第7回大会が行われています。イタリアでの冬季オリンピックは、2006年のトリノ以来、3回目になります。

実際には、ミラノとイタリア北東部の複数の都市で競技が行われるので、日本に例えて言うなら、長野市と山形市がメインで、一部は新潟でも行われるという感じ。一国家一都市での開催が原則だったオリンピックですが、負担が集中しずきるためにオリンピック憲章が改訂されたとのことですが、移動を考えると一部の選手は大変です。実際、すでに移動を理由に出場を断念した選手もいるようです。

回を追うごとに商業化・大規模化して、オリンピック開催の是非が問われることが多くなりましたが、多くのアスリートにとって大きな目標の一つであることは変わりありません。また、我々一般人も、日頃あまり見ることが無いマイナーな競技も含めて楽しめる貴重な機会ですし、何かを応援する気持ちは、物事を前向きに動かす力となります。

何にしても、ヨーロッパのイベントは、いつでも時差がきつい。寝不足に注意が必要な2週間が始まりました。

2026年2月7日土曜日

もやし炒めの格上げ


何でも値段が高くなっている時代ですが、そんな中でももやしは今日うりょくな庶民の味方。わずか数十円で、二人分のおかかずになりうるのは他の食材では考えられません。

塩とコショウだけで味付けするのが定番のもやし炒めですが、もちろんそれでも十分に美味しく食べることができます。

ただ、ちょっと味変したいと思ったときは、さらにニンニクをすこし入れて炒めるのがおすすめ。味に深みが出ます。

他にも、醤油で味付けするとか、バターで炒めるとか、いろいろなバリエーションにもしっかり応えてくれるところがもやしの強み。

今回は中華風の味付け。

青椒肉絲などの味付けの応用で、豆板醤とオイスターソースを使います。そこに余り物食材のピーマン、しめじ、挽肉を追加して、一気にパワーアップさせました。

もやしは38円、しめじは1/3株で40円、挽肉は100円くらいかな。一番高級食材であるピーマンは3個使って180円というところです。調味料とあわせて、一人前100円程度です。

簡単、美味しいので是非お試しください。

2026年2月6日金曜日

衆議院議員選挙


日曜日は衆議院議員選挙ですが、ちょっと天気予報が怪しいのが心配です。

だいたいどこの報道機関も、自民党圧勝みたいな話をしている。自分は自民党の金権体質・・・というか、政治を金権体質にした自民党は嫌いなので、あまり面白くない。

そんなこどもみたいなことを言っているんじゃないと怒られそうです。確かに日本初の女性総理大臣という肩書は拍手を送りたいところなんですが、高市さんが総理大臣に相応しいかどうかなんて、まだまだ未知数でわからない。総理大臣として信任できるだけの実績は、まだ限りなくゼロです。

むしろ、その是非はともかく中国との関係は急激に冷え込んでしまいました。もともと右寄りの考え方の持ち主だと思うので、さもありなんという感じでしょうか。

維新との連立について言えば、もともと維新の議員さんは関西圏だけで当選した人だけで、よくも「日本維新の会」と名乗れるもんだと思うんですよね。関西地区以外ではまったく認められていない政党が連立の入って、日本全体のことに口を出すことにとても疑問を禁じえません。

じゃあ、立憲民主はどうなんだ? というと、突然この前まで自民党と連立を組んでいた公明党と合併してしまうという驚くべき作戦に打って出ました。もう、与党だけでなく野党もめちゃくちゃです。本来なら、維新、国民民主などと組めていれば政権を取れていたかもしれないのに、結局頭数は多くても野党の一致団結をまとめれなかった力のなさを露呈していました。

もう、どこに投票したらいいのかわかりません!!

消費減税が叫ばれていますが、そもそもその財源をどうするのか、その財源を潰してどんな影響がでるのかなんて、全然話題になって来ない。スーパーで5000円分の食品を買ったとして、消費税がゼロになっても370円ほど減るだけです。もちろん、その370円も塵も積もれば大きいとは思いますが、今の物価高の勢いはそれ以上ですから、実質的な恩恵を感じることは難しいんじゃないでしょうか。

唯一、消費減税を口にしないのがチームみらい。若い彼らは、若者の負担を減らしていくことを中心にしているようなので、高齢者にはあまり投票してもメリットはないような感じもするんですが、少なくとも日本の未来を考えると現実的な提案をしているようにも思います。

さてさて、残り数日。そろそろ決断の時が迫っています。

2026年2月5日木曜日

最高裁判所裁判官国民審査


衆議院が解散し、さぁ選挙だと世の中は盛り上がっているんだか盛り下がっているんだか・・・

衆議院議員選挙があると、たいていついてくる、もう一つの投票が「最高裁判所裁判官国民審査」というもの。

これは日本国憲法に基づくものですから、けっこう大事な事なんだと思いますが、ことの他興味がわくものでもない。これまで×をつける理由もないので、自分はそのまま投票しています。

何故なら、彼らがどんな人でどんな考えを持って判決を下しているか、ほとんど一般国民に積極的に周知しようということがされていないからです。

法律を勉強しているような学生とか、実際に法曹界で働いている人などを除いたら、そもそも最高裁判所の裁判官が誰かなんてことは知っている人はおそらく皆無でしょう。

投票用紙には、罷免したい裁判官の名前の上に×印を書くことになっていますが、×以外の何かを書いたら無効票になり、白紙のまま投票箱に入れると全員を信任したことになってしまいます。

つまり裁判官をどう評価していいかわからないので棄権したい場合は、投票用紙を受け取らないことが可能です。白紙のまま投票するのは棄権にならないわけで、そんなこともあってか、いまだかつて罷免された裁判官はいないのが現状です。

議員選挙のニュースはたくさんするけど、裁判官の報道はまったくしないという、メディアの姿勢を問題視する意見もありますが、そもそも裁判所が積極的な発信をしないのだからしょうがない。せっかくの制度なので、意味のあるものにするために裁判所は努力すべきだと思います。

2026年2月4日水曜日

恵方巻


昨日は節分。そして今日が立春。

節分は季節と季節の分かれ目ということですが、節分のイベントと言えば豆まき。「鬼は外、福は内」と言いながら、鬼の役をするお父さんに豆をぶつけて楽しむという、何だかよくわからないことをやっています。後で撒いた豆を回収するのが一苦労で、基本的には年の数だけ食べないといけないという、こどもにとっては苦行を強いられるイベントです。

100年ほど前から関西では、その年の福を呼ぶ方角、つまり恵方を向いて太巻きを食べると言う習慣がありました。そんなん、関西だけでやってりゃええやん、と思いますが、商魂たくましい誰かが2010年頃から、全国展開のイベントに祭り上げてしまいました。

その結果、フードロスなどを膨らませる社会問題にもなっている。そもそも生まれて半世紀の間、恵方巻を食べなかったからと言って、ことさら不幸な目にあったという意識はありませんので、こういう流行に便乗するつもりはさらさら無いんですが・・・

あ~、でも、やっぱり、気持ちが弱い。縁起物と言われると、ついつい乗っかってしまうところが、悔しいんですけど人情というものです。

もっとも、あまり高級なものをわざわざ並んで買う元気は無いので、セブンイレブンで調達しました。定番っぽい海鮮恵方巻と、変わり種のキンパ恵方巻、そしてちょっと贅沢な鰻恵方巻です。

とりあえず、今年の恵方である南南東を向いて、黙って食べておきました。特別幸運が舞い込むことを期待しているわけではありませんが、少なくとも不幸な事さえやって来なければ有難いという願いを込めておきました。

2026年2月3日火曜日

SEKAI NO OWARI / 2010.12.23 SHIBUYA C.C.Lemon Hall (2010)

実質的に2007年に結成された当初は、バンド名は日本語表記の「世界の終わり」で、Fukaseがボーカルとギター、Saoriがピアノ、Nakajinがドラム、そしてDJ LOVEがベースというよくあるメンバー構成でした。しかしDJ LOVEが2008年に脱退し、裏方などで活動を手伝っていた二代目DJ LOVEが加入したとたん、音楽事務所との契約ができました。

それまで自分たちの手作りのライブハウス「Club Earth」だけが活動拠点でしたが、2010年のインディーズ・デヴューにより対外的なライブを行うようになり、11月から12月にかけて初めてのワンマン・ライブ・ツアーを行うことになります。

その最終日、12月23日の東京・渋谷でのライブが初めて映像作品として発売されました。C.C.Lemon Hallというのは、渋谷公会堂のことで2005年~2011年にサントリーが命名権を保持した時期の期間限定の呼称です。キャパシティは2000人程度ですが、国内外のアーティストにとってはここでの成功が未来に大きく関与するするといわれた重要なホールです。

ここでは、メジャー・デヴュー直前、まだ多くの人々に知られるようになる前の彼らのステージを見ることができます。ステージ上手から、Saori、Fukase、DJ LOVE、Nakajinが並ぶわけですが、第一印象としては、やはりベースとドラムがいないのは違和感を禁じえません。だからと言って音がしないわけではない。

当然、ベースとドラムは、打ち込みによるサウンドが使われているわけで、DJ LOVEがそれらをコントロールしている(?)のでしょうか。手元が映る映像は多くはないので、はっきりはしませんが、そうだとするとあらかじめプログラミングされていてライブ感というのは減ってしまうかもしれない。その一方で、意外にもNakajinのギターソロがあったりして、舞台構成が絶妙に計算されているのはインディーズ・バンドとしてはなかなかのものかもしれません。

どは言え、最初の「ファンタジー」が始まると、いろいろな心配は吹き飛ぶ楽しさです。この曲はこの頃の彼らのスターティング・チューンとしては、もっとも観客の心を掴みやすい。ところが、ここから彼らの深遠なる世界が続いていくわけで、2曲目の「虹色の戦争」ではアップテンポの陽気な曲調にもかかわらず、歌われていることは「あらゆる生き物を殺してはいけない」とかなり辛辣です。

3曲目は「世界平和」という、あまりお目にかからないダイレクトなタイトルで、内容も偽善を糾弾するような厳しいものです。そうかと思うと次の「白昼の夢」はかなり内省的な歌。さらに「天使と悪魔」では、正義という不確かなものを歌い、「死の魔法」では生と死に入り込んでいくのです。

インディーズ・デヴュー曲の「幻の命」は、死んだこどもがUFOに乗って銀河の彼方に消えていくというファンタジー色があるものの、それを「僕らのこども」、「(英語で)2005年4月30日、幻の命の名前はツクシ」と歌うのは、かなり現実感がある内容で、凄みさえ感じてしまいます。そして、哲学的で自分には内容が理解できない「青い太陽」と続きます。そして最後に、再び「インスタントラジオ」で楽しいファンタジーに戻って終わります。

彼らの曲自体はそれほど複雑なものはありませんが、聞き流せる単なる恋愛ソングは一つもなく、とにかく独特の歌詞を無視することができない稀有な音楽だと言えます。DVDの最後に男女の若者たちが「セカオワ最高!!」などとメッセージを送っているんですが、そんな安直なものではないと思います。相当、本腰を入れて聴いて見ていかないといけないバンドだと感じました。

2026年2月2日月曜日

SEKAI NO OWARI / EARTH (2010)

邦楽と呼ばれる日本の大衆音楽は、昔は演歌と歌謡曲というのが相場と決まっていました。そこに若者が支持するロカビリーから派生したグループサウンズ(GS)というバンドによる音楽が登場しますが、どちらかといえばGSは新手の歌謡曲みたいなもので、歌謡曲の衰退と共に消えていったように思います。

70年代以後はフォーク・ソングが幅を利かせ、自ら演奏者が作曲・作詞をすることが多くなり、より激しさを求めてロックが入ってくるとバンド活動が広がっていきます。しかし、ブリティッシュ・ロックの影響を強く受けたバンドは、ギター奏者が中心となるのが当たり前という固定観念が形成されていくことになりました。

一方で、反体制的な雰囲気を持っていたフォークはしだいに角が取れて、恋愛物なども歌われるようになり、それと共にバンド演奏の中に取り込まれていきます。一部ではニュー・ミュージックというような呼ばれ方もされ、ギターを中心としたアドリブで聞かせるゴリゴリのロックとの境界も不鮮明になっていったのが、今で言うJPOPなのではないかと思います。

もっとも、今ではジャニーズの台頭と共に始まるアイドル路線、EXILEグループが開拓したダンス・パフォーマンスを見せるアーティストなど、多種多様な音楽を包括した総称としてJPOPという呼び名が使われているわけで、その中身はかなり混沌としているのが現状です。

最近、JPOP界隈ではもっとも人気があるバンドはMrs.Green Appleだと思うのですが、正直、興味はありません。自分が聴きたくなるのは、曲・詩の良さは当然で、バンドとしてトータルの表現力が唯一無二の個性を感じられ、追従するバンドが真似したくても真似できないようなバンドです。

自分のアンテナにピピっとくるアーティストは多くはありませんが、10数年来注目していたのが「SEKAI NO OWARI」です。とにかく不思議なバンドで、最初に驚くのは4人組なんですが、ベースとドラム担当がいないということ。

メンバーはメインのボーカルを担当するFukase、主としてギター担当のNakajin、主としてピアノ担当のSaori、DJとマニピュレート担当のDJ LOVEの4人。曲によって、各人がいろいろな楽器も担当し、基本的なリズム・セクションはナチュラルな音源による打ち込みを利用するというもの。

音楽の基本的な安定感を生み出すリズム・セクションがいなくて、機械任せという編成はかなり不思議なので、従来の感覚からすると有りえないとなる。バンドとはこうだという固定観念に縛られれば彼らは否定される存在であり、当然本人たちも重々承知のことだろうと思います。

また、その世界観も特異的で、一言で云えば「ファンタジー」、音楽のディズニーランドみたいなところがあって、硬派な音楽愛好家からは嫌われる要因になっています。特にDJ LOVEが始終ピエロのマスクを着用して素顔を隠しているところも、アンチの攻撃対象になりやすい。しかし、ファンとアンチが明確に対立するということは、それだけ個性が際立っているからで、それを突き進める力がある証明だと思います。

メンバーは全員東京都大田区の出身で(Saoriだけ生まれは大阪)、幼稚園から高校までずっと幼馴染という、最早家族よりも家族らしいと言っても良いような関係。20歳になって、音楽活動に集中するようになり、驚くことに2006年に自分たちの手作りでライブハウス「club EARTH」を開設します。

2010年にインディーズ・デヴューし、デヴュー曲の「幻の命」が評価され、第2弾シングルの「天使と悪魔」はテレビドラマ主題歌になりました。2011年にメジャーデヴューし、11月には早くも武道館でのワンマン・ライブを成功させ、「スターライトパレード」の大ヒットで世間に一躍名を知られるようになりました。

SEKAI NO OWARIの最大の魅力は、何と言ってもFukaseのボーカルだろうと思います。ビブラートを用いずに、高音域でも伸びやかな透明感のある歌声は、たいへん耳馴染みが良いと感じます。perfumeでも多用されるボーカルに対するエフェクターを、Fukaseもけっこうな頻度で利用していますが、使用する理由は不明。ファンタジー感を強める効果がある一方で、ある意味、DJ LOVEのピエロマスクと同じようなところで、もしかしたら根源的な劣等感みたいなものがさせているのかもしれません。

2010年にインディーズから発売された最初のアルバムは「Earth」というタイトルで、全7曲、40分足らずのものですが、すでに彼らの個性が爆発した内容になっていて、バンドとしての完成度の高さは驚くほどです。まさに、「SEKAI NO OWARI」の世界の始まりにようこそという感じです。

2026年2月1日日曜日

鯛ご飯 卵かけ


「ざわつく金曜日」で、いかにも美味しそうなものが度々紹介されるんですが、ついこの前の企画では究極の「たまごかけ御飯」、いわゆるTKGの話題になりました。

その中で、淡路島にある道の駅あわじの中にある店、おさかに共和国えびす丸が提供する「淡路の鯛ご飯 卵かけ」が紹介されました。TKGと言うよりは、どちらかと言えば鯛が主役なのですが、どう見ても不味いはずがない。

ご飯の上に出汁で付けた鯛の刺身を並べて、出汁醤油と混ぜて溶いた生卵をかけて食べるというもの。出演者が言うようにもTKGとしてはかなり反則技ですが、それよりも食べてみたいと思わせるインパクトは絶大です。

で、で、で・・・ミーハーなので、早速再現してみました。

1/4身の鯛のさくを用意して(1080円)、あごだし、白醤油、日本酒のたれのなかに漬け込みます。テレビで紹介されていた物は一晩でしたが、それよりはだいぶ薄いので、1時間そのままにしておきました。

生卵はずいぶん高くなり、最近は6個で250円くらいのものを買っていたんですが、今回は奮発して360円(!!)のものを用意しました。

ご飯が炊けたら、鯛を薄くスライスしたものを盛ったご飯の上に敷き詰めて、真ん中にワサビを載せたら完成です。あとは生卵を溶いてかけたら食べるだけです。

やはり、旨い、美味しい。さくは切り分けてから漬けたほうが味が入りやすいかなとは思いましたが、やはり切り立ての方が刺身自体が美味しいと思います。鯛の旨味と卵がけっこうマッチして、大変満足のいく味わいでした。

店のものは1080円でしたが、材料は劣るんでしょうけど1人前600円で作れたので結果オーライです。簡単なので、是非お試しください。

2026年1月31日土曜日

金目鯛煮つけ


例えば熱海の金目鯛料理は有名ですが、家で食べたいとなると東急のスーパーなどでは、そこそこの大きさのもので千数百円したりして、ちょっと手を出しにくい。

この前、クリニックの近くのスーパーあおばに寄ってみたら、丁度良い大きさ・・・フライパンにぴったりサイズの金目鯛が一尾780円!!

こりゃ買うしかない!! 食べるしかない!!

というわけで、久しぶりに金目鯛の煮つけを作りました。作るたびに、今までにも何度も紹介してます。

基本的に煮汁は醤油と砂糖と日本酒だけ。煮魚というと臭みを取るため生姜入れる方が多いと思いますが、入れてもいいけどごく少量にしてください。

もう一つのポイントは写真の下の方のゴミみたいなもの。これが大事。

これは、実は内臓一式なんです。捨ててはいけない。これが味を出してくれるので、一緒に煮ることを忘れてはいけません。

フライパンに入るように尾ひれなどは切り取ってしまいます。アルミホイルを包み込むように上から載せたら、15分くらい煮れば出来上がりです。

めっちゃ旨いです。是非お試しあれ。

なお。煮汁は捨ててはいけません。冷凍して、次に作る時にまた使いましょう。どんどんこくのある煮汁になっていきます。

2026年1月30日金曜日

B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER -XXV BEST- (2013)


ロック音楽とはそもそも何だ? と問われて、明快に答えることはかなり難しい。そもそもアメリカの黒人音楽であったブルースを基盤に、50年代に電気ギターを導入したロックン・ロールへ進化して、60年代以降さらに大音量化して反体制的な歌詞を叫ぶみたいなところからロックという言葉で呼ばれるようになったのだと思います。

その流れで、最初のスターは黒人のジミ・ヘンドリックスであったり、イギリスのヤードバーズの歴代ギタリストであった、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジらがあげられます。つまりロック音楽にとってはシャウトするボーカルと、アドリブで聴かせるギターが不可欠な存在となっていきました。

B'zは発足当初からギターの松本孝弘とボーカルの稲葉浩志の二人だけであり、まさにロックに必要不可欠な2つのパートだけに特化したユニットです。まずは一般に受け入れられやすいポップな演奏からスタートし、しだいにハード・ロックに変化していくあたりはいろいろ聴きこんでいくとよくわかります。

ただ、二人がメインに立つことは、逆に必ず二人の見せ場があるわけで、そこにギターいる? とか、そこでシャウトしなくても、というような出過ぎ・やり過ぎの瞬間もあることは否定できないと思います。たぶん、二人はよくわかっていることなんでしょうが、そこが音楽としての新しさを拒んでいるようにも感じます。

ファンであれば、それがB'zなんだと納得して追いかけるわけですが、好きだけど全部揃えるほどの気合が無い自分くらいのファンの場合は、どこかで物足りなさを感じる部分があることも否めません。

例えば、長くサポート・キダリストを務める大賀好修は、自分のバンド「Sensation」で、4枚のアルバムを発表していますが、ボーカルレスのギター・バンドを基本形として、ロックとフュージョンを融合したような新しいサウンドを聴かせてくれます。それをB'zに求めちゃいけないことは理解していますが、二人とも60代になったこれからのB'zが変わっていくのか、ずっと変わらずいくのか興味深いところではあります。

そんなこんなで、ほぼB'zしか聴かない・見ないという1か月間なんですが、最後に紹介したいのは2013年、結成25周年のツアーです。千秋楽の日産スタジアムが映像化されています。これは、あまり話題になっていないように思うのですが、Pleasureツアーですからヒット曲中心のはずなんですが、そもそもスタートの第1曲が新曲のアルバム未収録曲からというのがすごい。バリバリのハード・ロックが心地よい。

その後も、古いヒット曲から新しい曲、何年も演奏してこなかった曲などのセット・リストのバランスが良い。特に他のライブと違う特徴は、珍しくサポート・メンバーにもソロ・バートが用意され、バンドとしてのまとまりが強感じられるところです。

サポートは増田隆宣、シェーン・ガラース、バリー・スパークス、大賀好修という鉄壁のメンバーで、特にフォーク・ソング調の「あいかわらずのぼくら」ではキャンプ・ファイヤーを囲む雰囲気で、それぞれのソロも聴かせてくれたりします。「ぎりぎりCHOP」のイントロでは、大々的に大賀のソロが聴けます。他に珍しいのは、「LOVE PHANTOM」で通常ストリングスでに流される前奏部分をギターの生演奏で聴かせるところがかっこいい。

まぁ、結局どれをとっても、昭和のバンド小僧がノリノリで楽しめるのがB'zの良い所なので、変わらなくても良いと言うのが結論なのかもしれませんね。

2026年1月29日木曜日

ほたて日和 監修 至福の塩ラーメン @ ファミリーマート


ほたて日和は、東京、秋葉原で人気のつけ麺の店・・・らしいのですが、もちろん行ったことは無いので、どんな味を提供しているのかなんて知る由もない。

ファミリーマートにそのほたて日和が監修した「至福の塩ラーメン」というのが売っていて、何となくそのネーミングにつられて食べてみました。

結論から言うと、旨い、です。

リピートしても良いと思いました。

ホタテはちいさめの貝柱がひも付きで一個のってます。さすがに寂しいかなとは思いますが、値段を考えるとしょうがない。

あとは、こまかくほぐし身にした鯖がのってます。これも量はもう少し欲しい所ですが、やはり妥協しましょう。

スープは煮干し系の塩味で、確かにホタテの出汁がきいていて香りからして美味しさを確信できます。すっきりスープがちぢれ細麺にからんで、なかなかいい感じの仕上がりだと思います。