2026年4月11日土曜日

国際連合大学


第二次世界大戦以前には、世界の国々をまとめる組織として第一次世界大戦後に設立された国際連盟というのがありました。しかし、結局新たな大戦を防止することができずどんどん弱体化した経緯があります。問題の一つとして指摘されたのが、理事国の全会一致の原則でした。

第二次世界大戦後、世界はあらためて国際連合という枠組みを作りましたが、文化的側面ではいろいろな成果を上げているものの、最も重要な政治ではどうなんでしょうか。

国際連合も、国際連盟と同じで戦争の勝者側が中心となっているのは同じですし、また戦争を防ぐための最も重要な安全保障理事会の決議には理事国の全会一致が必要で、拒否権によって問題が大きくなるほど何も決まらないという印象があります。

冷戦時代の東側・西側という対決構図の中では、ある程度お互いを牽制することで均衡を保つ役割を担っていたかもしれませんが、冷戦が終わり第三世界の進出、イスラム世界との軋轢が顕著になってきた現代の混沌とした世界情勢の中では、ますます存在意義に疑問が生じています。

アメリカの第二期トランプ政権は、相変わらずやりたい放題ですが、その中に国際連合からの離脱の可能性が浮上しています。自分に得にならないものはすべて否定するトランプらしい話ですが、多くの予算を拠出しているアメリカが国際連合から抜けてしまったら・・・

国際連合の財政の分担率はアメリカがトップで22%、次いで中国が15%、日本が8%という具合です。財政が1/4程度になると、多くの下部組織が整理縮小せざるをえないことは明らかです。下手すると国際連盟と同じように国際連合が組織として瓦解してしまうことだってありうる話です。

日本には、国際連合の組織はいろいろありますが、日本に本部がある唯一のものが国際連合大学です。青山通りの旧都電車庫跡地に建設されたもので、国際連合のシンクタンク育成のために「大学院」として機能しているようです。

本当にアメリカが国際連合から離脱したら、リストラ候補の一つに入ることは間違いない。そうなると、青山学院大学の青山通りをはさんだ対面が再び広大な空き地になるということ。隣接するこどもの城も2015年に閉館して以来、取り壊しになるわけでもなく、何かに転用されるでもなく放置されているので、何とも寂しい限りです。

2026年4月10日金曜日

Mr.&Mrs. スパイ (2016)

これはハイテンション・コメディ・スパイ映画です。監督はグレッグ・モットーラ。それほど評判になったわけではないのですが、「ワンダー・ウーマン」のガル・ガドットが、その一つ前に出演していた作品というだけで、まぁ、見ておいてもいいかなという作品。

アメリカのとある郊外の町に住むジェフ・ギャフニー(ギャフニー - ザック・ガリフィアナキス)とカレン・ギャフニー( アイラ・フィッシャー)夫妻は、結婚16年目にしていまだ熱々で、男の子二人がサマー・キャンプに出かけてしまいます。ジェフは宇宙開発に関わる最先端企業の人事部で、従業員の様々な悩みを聞いてあげるのが仕事でした。

そのタイミングで向かいの家を新しく購入したディム・ジョーンズ(ジョン・ハム)とナタリー・ジョーンズ(ガル・ガドット)の夫婦が引っ越してきます。ジョーンズ夫妻は御近所の挨拶としてギャフニー家を訪れ、記念にとティムが作ったという不思議な形のガラスの置物をおみやげに渡しました。

何事にも完璧なジョーンズ夫妻でしたが、町の親睦会の時にティムがこっそりジェフの部屋に入ろうとしていたのを見つけたカレンは、二人に疑問を持ち始め夫婦の行動を監視するようになるのです。ディムはジェフを食事に誘い酔わせて、会社のほとんどの従業員の事を深く知っているジェフからいろいろなことを聞き出すのです。カレンはナタリーを尾行して、怪しげな行動を取っていることを確認しました。

素晴らしい隣人だと言い張るジェフでしたが、カレンの勢いに負けて、二人はジョーンズ家に忍び込みました。すると、たくさんの通信装置やコンピュータを発見し、そこには会社のたくさんの人々のデータや、ロケットの設計図のようなものが映し出されていたのです。二人はジョーンズ夫妻がスパイであることを確信しました。

ジェフは社長にそのことを報告しようと、夫婦で出かけていきますが、二人の目の前で社長が銃撃され殺されます。二人にもマシンガンの銃弾が飛んでくるのですが、その時ジョーンズ夫妻が乗った車が猛然と突っ込んできて、二人に車にのるようにいいつつ、銃を取り出し暗殺者たちに向け発砲するのです。

高速カーチェイスによって、何とか相手を倒して、4人で食事を取ることになりますが、ジェフの山ほどある質問に対してジョーンズ夫妻はほとんど黙秘するだけですが、どうやら政府機関の潜入捜査官らしいことだけはわかりました。でも、やはり隣人として仲よくしようと言って家の前で別れるのですが、その直後ジョーンズ家が大爆発をするのです。

ジェフを演じたギャフニー - ザック・ガリフィアナキスはアメリカのコメディアンとして多くの映画に出演しています。ティムを演じたジョン・ハムも、多数の映画に出演している中堅どころの俳優です。ガル・ガドットは2009年の「ワイルド・スピードMAX」でデヴューし、2016年から演じたワンダー・ウーマンが当たり役となって、一躍名が知られるようになりました。

展開はものすごく早くて、だれるところはありません。ギャフニー夫妻のコントのようなやり取りが適度に挟まって、緩急がうまく効いているように思います。偽物の隣人だった二組の夫婦が、だんだん信頼関係を作っていくところは、本来は無理があるように思いますが、人の話をよく聞くことで信頼を築くジェフの仕事が説得力を持たせています。

アクションはそれほど大したことはありませんし、事件のプロットも単純で平凡です。ただ、隣人がスパイで、彼らの仕事に巻き込まれる一般人が主役という視点は珍しいので、一度は見ておいて損はしないと思います。

2026年4月9日木曜日

自宅居酒屋 #94 アスパラガスのおひたし


アスパラガスが旬の時期になってきて、値段もお手ごろになってきました。

定番の食べ方は、そのままマヨネーズなどをディップするとか、ベーコンと一緒に炒めるとか、薄い豚肉を巻いて焼くなどだと思うのですが、もっと他の食べ方は無いのかなといつも思うわけです。

ある日、スーパーで見かけたのが「おひたし」・・・洋風のイメージが強い野菜なんですが、和風に食べるってどうなのと思いました。

とにかくやってみようということで、一度作ったら実に違和感なく美味しかったので、レパートリーに加わりました。

作り方はいたって簡単。

麺つゆを使って煮るだけです。

味は薄めの方が、アスパラガスの味を損なわないのですが、まぁ、自分のお好みで構いません。太さにもよりますが、沸騰して3分ほどでOKです。

味を〆たかったら鷹の爪を少々入れるとよい。また出たらゴマをパラパラと振りかけると、見た目がアップします。

是非、お試しください。

2026年4月8日水曜日

自宅居酒屋 #93 鯖と春菊の和え物


自宅居酒屋シリーズ・・・なんと1年ぶりの追加です。

とにかく、早くて美味しくて酒の肴にもってこいという料理を考えているわけで、既存のものもあれば、まったくの創作もあるという・・・将来、居酒屋を開いたら(?)お品書きに加えたいものばかりです。

でもって、今回は・・・最近スーパーでよく打っている鯖の干し物の半身。これを使ってみようというわけです。骨取りで売っているものもあり、扱いやすい。

半身一枚をレンチンします。200Wで4分間。冷凍してある場合は、適宜長めにレンチンしますが、やりすぎると固くなるので注意が必要。

冷ましたら、身をほぐします。皮はあってもいいのですが、見栄えを考慮して取り除くほうが良いと思います。

これと混ぜるのは春菊です。魚の臭みが取れるので、鯖が苦手な人もこれならOK。春菊は茹でて、適当な大きさに切り、水気をある程度絞って使います。

鯖の塩気だけでも十分ですが、味が物足りない場合は醤油をお好みで足すとよい。酒だけでなくご飯のお供としても嬉しい一品です。

2026年4月7日火曜日

コンドル (1975)

CIA というのはアメリカの中央情報局のことで、正確にはCentral Intelligence Agencyですが、ようするにアメリカの対外的情報の収集・分析・・・って、スパイ組織ってことですね。この映画は、CIAが舞台になっていて内部の裏切り者を探っていくストーリーです。

原作はジェイムズ・グレイディの小説で「コンドルの六日間」というタイトルですが、映画では半分に縮めて英題は「Three Days of the Condor」になっています。監督は名匠シドニー・ポラックで、多くのポラック作品で主演に抜擢されたロバート・レッドフォードがここでも主演しています。

ニューヨークの一角にこじんまりと入口をかまえるアメリカ文学士協会。実はCIAの末端組織の一つで、部局の人数は総勢で7人。彼らは、世界中の本、雑誌、新聞、学術報告など、活字になったものをすべて読んで、情報漏洩の有無、何らかの未知の情報交換などの痕跡が無いか分析することが仕事でした。

ある日、コード・ネーム、「コンドル」のジョセフ・ターナー(ロバート・レッドフォード)は、皆のランチを受け取るため裏から外出します。しかし、戻ってみると全員が射殺されていて、驚いたコンドルは、CIA本部に緊急連絡を入れます。次官のヒギンスからの指示で路地で待っていると、ヒギンズの部下であるウィックスに銃撃を受けるのです。

何とか逃げ出したターナーは、偶然通りかかった写真家のキャサリン・ヘイル(フェイ・ダナウェイ)の車に乗り込み、とりあえずキャサリンのアパートに隠れるのです。教会を襲ったフリーランスの殺し屋ジョベア(マックス・フォン・シドー)は、引き続きターナーの処分を依頼されるものの、プロのスパイではない知識だけはたくさん持っているターナーの行動が読み切れず、何度かチャンスを失います。

それでも、乗っていた車から潜伏場所を確定したジョベアは、キャサリンのアパートに刺客を送りこみますが失敗。キャサリンは、しだいにターナーが嘘をついていなことを信じて、協力するようになります。そして、ターナーも断片的な情報から、かつて本部に送った報告書の一つが、CIA内部で石油利権に関わる影の組織が存在することを示唆していたことが事の発端であるという結論に達するのでした。

ロバート・レッドフォードが乗りに乗っている70年代ですから、とにかくかっこいい。頭でっかちで、スパイとしての活動歴がない主人公ですが、おどおどしているのは最初だけ。レッドフォードの魅力全開になっています。レッドフォードは翌年には、CIAが起こしたウォーターゲート事件を題材にした「大統領の陰謀」にも主演しました。

フェイ・ダナウェイも、けっこうきついメイクで登場することが多いのですが、ここではちょっと陰のある女性をチャーミングに演じています。殺し屋ジョベアを演じたマックス・フォン・シドーはこの後「エクソシスト」で、メリル神父を演じますが、メイクで超高齢に変身してますので、同じ人とは思えない。

いわゆるスパイ物とは言えないかもしれませんが、スパイの世界の暗部を描いていて、斬り込み方がなかなか面白い映画です。大きな賞は獲得しませんでしたが、監督のポラックと主演のレッドフォードのコンビの作品としては、見応えのある傑作として良いと思います。

2026年4月6日月曜日

寒い国から帰ったスパイ (1965)

戦後にスパイをテーマにした映画としては、最初期の傑作。イギリスとアメリカの合作で、監督はマーティン・リットです。原作者はジョン・ル・カレ。ル・カレはイギリスの外交官であり、MI6(イギリス秘密情報部)に所属していました。ル・カレの書いたスパイ小説はリアリティがあり、その多くが映像化されています。

第2次世界大戦後には、ソビエト連邦を中心とした共産主義経済圏と欧米諸国を中心とした資本主義経済圏に世界は大別されました。いわゆる西側と東側の冷戦の構図です。その象徴的な国がドイツであり、その代表的な存在と言えるのがベルリンでした。

ベルリンは東ベルリン、西ベルリンに分断され、いつの間にか境界部には155kmに渡って高い壁が作られ、東から西への越境者がいないか日夜監視されていました。1989年の「ベルリンの壁崩壊」は、東ドイツ政府の失言から、市民らによって一気呵成に突発的に起こったことでしたが、壁が無くなったことは冷戦時代の終焉の始まりとなったのです。

長年、イギリス情報部の西ベルリン駐在の局員であるリーマス(リチャード・バートン)は、東側の協力者を境界部で殺されてしまいます。イギリスに戻ったリーマスは、責任を取らされて、コントロールと呼ばれる長官から解雇されてしまいます。

それから酒浸りになり、やっと職業安定所から紹介された図書館の仕事に就くことになりました。そこで、英国共産党員のナンシー(クレア・ブルーム)と親しくなりますが、酔って傷害事件を起こし警察に逮捕され、再び職を失ってしまいます。勾留を解かれたリーマスに、東ドイツ側の男が接触してきます。男は大金を餌に、情報部員だった時の話を聞こうとするのでした。

実はこれらのリーマスの行動は、東ドイツ諜報部のNO.1のムントを消すための芝居だったのです。ムントを二重スパイに仕立て上げて、NO.2のフィードラーによって粛清させようというもので、巧妙なリーマスの証言によりフィードラーはムントを告発するのです。査問会が開かれ、リーマスは証人として証言をしますが、ムント側は思ってもいない証人を用意していたのです。

リチャード・バートンは50~70年代に活躍したイギリスの代表的な俳優で、エリザベス・テイラーの「クレオパトラ」でのアントニウス、「荒鷲の要塞」でのクリント・イーストウッドとの共演などが思い出されます。クレア・ブルームは、チツヤプリンの「ライムライト」の他、多くのシェークスピ物に出演しています。

カラーが普通になった時代の白黒映画ですが、かえって寒々とした緊張感が増していて違和感はありません。また、ゆったりした暗い曲調のオリジナルのテーマ曲が。いろいろな演奏でときどき流れるのが、ストーリーを台無しにせずに雰囲気を強調しているところも好感が持てます。

最近のような派手なアクションはありませんが、淡々とスパイとはどういうものかを描いている映画で、静かなスリルが全編を貫いています。誰が真実を言っているのか、誰が嘘をついているのか、本当は誰が誰をどうしようとしているのか、最後まで謎が多く視聴者を釘付けにします。

2026年4月5日日曜日

お目覚め、脳シャキクイズ


基本的に、テレビ番組はほとんど見ないのですが、朝は起きると必ずテレビをつけます。

理由は、時間をいつでも見れるようにしたい、今日の天気予報を確認したい、そしておおまかなニュースを知っておきたいといたところでしょうか。

昔は朝のチャンネルはフジテレビだったんですが、たぶんメインキャスターの大塚さんが病気で降板した後から段々疎遠になりました(三宅さんごめんなさい)。

で、そのころからTBSに合わせるようになったんですが、TBSの朝の情報番組は2021年秋から「THE TIME」というタイトルに代わりました。

それまでは女性キャスター中心で華やかでしたが、視聴率が取れなかったらしく、TBSのエース、安住アナをメインにした企画に変更されました。実際は、4時半から「THE TIME' (ザ・タイム・ダッシュ)」として始まりも5時20分頃からが「THE TIME」になり8時まで放送しています。

最初にニュースのタイトル紹介、天気予報があり、5時27分頃から始まるのが「脳シャキクイズ」のコーナーです。

他愛のないなぞなぞをキャスター陣が考えるだけの5分程度のコーナーですが、確かに寝ぼけた頭の回転を治してくれる・・・かもしれないので、だいたい一緒になって考えてしまいます。

頭の回転が速く正解にたどりつくのが早いのは、南後杏子アナ、佐々木舞音アナ、そして安住紳一郎アナの三人。特に女子アナ二人は、閃きが速く考え方が理路整然としていてかなり頭が良いのだと思います。

それに比べて男子アナ陣は、不甲斐なさすぎ。誰とは言いませんが、こういうところでクリエイティブな仕事ができる人かどうか、ある程度わかってしまいます。

・・・そういう自分は? 正答率は普通よりは良い方なんですが、家で緊張感なく見ているとクイズの正解率は高くなるのでしょうから、まぁ、普通クラスだと思います。ちなみに、「足の下にある家具は?」の問題は、ノーヒントで10秒くらいで答えがわかりましたよ。

2026年4月4日土曜日

SAKURA 2026 @ 茅ケ崎城址公園


晴れ!! 昨日はやっと快晴でした。

3月20日前後に開花が始まった桜でしたが、1週間くらいでほぼ満開、さあ、見頃という時にかんじんの天気が今年は優れない。

雨だけでなく風も強かったりして、花びらを落とし始めたものもけっこうあります。

そんな中、昨日は抜けるような青空が広がる、いわゆる「ピーカン」の天気でした。今日はまた午後風雨予報なので、昨日が唯一、最後の桜日和だったかもしれません。

毎年、サクラを見る場所は同じなんですが、今年の桜を最後に紹介するのはセンター南。市営地下鉄の駅から東に少し行った丘の上にある茅ケ崎城址公園です。

小径にはまた花びらはあまり落ちていないので、何とか満開を保っている感じでした。

センター南で、一番まとまった桜が楽しめるお花見スポットだと思います。


やはり、サクラは青空がよく似合う。

青空と桜・・・ものすごく春が来たというのを実感することができる鉄板の組み合わせですね。

2026年4月3日金曜日

SAKURA 2026 @ ???


いや、もう、雨ですよ、雨。

せっかく桜が咲いたというのに、こう毎日雨風の天気じゃ桜もぼやいているんじゃないかと・・・

ほぼ満開というのに、早くも花びらが散り始めているのには、もうがっかりです。

・・・と、まぁ、だったら、そこを逆手にとって、雨に濡れる桜というのも悪くはありませんね。

@ ??? ・・・って、もったいぶってますが、アップで撮影すると場所はどこでもいいわけですから、こんなタイトルもありだと思います。

2026年4月2日木曜日

SAKURA 2026 @ 荏田南町


毎年お馴染みの、荏田南の一番桜の名所です。

やっぱり、天気がいまいちなので、ちょっと見栄えが悪いのが残念なところ。

それでも、これだけたくさんの桜がまとまって咲いている場所は近くにはありません。

丘の上にある老人施設までの上り坂沿いに桜が植えてあります。施設ができた2005年に桜も植えられ、今年で20回目の満開というところでしょうか。

実際には、10年くらいだったころから見応えがあるようになったんですが、苗木の時から見てきたので、成長が嬉しくなります。あと30年くらいは、この地で見る人を楽しませてくれるでしょう。

2026年4月1日水曜日

SAKURA 2026 @ あざみ野


4月です!!

今年の桜は開花が早めだったのですが、無事に4月の桜となりまた。

あざみ野駅から西の通りを進んで、PET FORESTや三規庭がある交差点を左に曲がると、そこは地元では「桜通り」と呼び大人気の桜の回廊が出現します。

何しろ500mくらいは続くので、なかなか見応えがある。

去年は伐採されたのか、なんかしょぼい感じで残念だったのですが、今年はだいぶ復活しています。

桜並木のトンネルというのは、なかなか風情があるので、この時期あえて何度が通ったりします。

ただ、今年はどうも天候に恵まれない。青空でないと、やはり桜は映えません。

今週いっぱいは何とかもちそうですが、雨と風でだいぶ花散らしにならいないことを祈ります。


2026年3月31日火曜日

ナイト&デイ (2010)

トム・クルーズとキャメロン・ディアスの人気者がW主演したスパイ・アクション映画・・・と言っても、はちゃめちゃなラブコメ要素満載で、最初から最後までオシャレな作品です。監督は「グレーテスト・ショーマン」のジェームズ・マンゴールド。トム・クルーズは「ソルト」に主演する準備をしていたのですが、製作サイドとの意見が合わずにこちらに乗り換えました。

ジューン・ヘイヴンス(キャメロン・ディアス)は、空港でロイ・ミラー(トム・クルーズ)と偶然出会います。飛行機に搭乗すると、乗客は数人。ジューンがトイレに入ると、乗客全員がロイに襲い掛かってきます。さらに客室乗務員や操縦士までもが敵という状況でした。ジューンがトイレから戻ると。ロイは申し訳なさそうに、「全員やっつけちゃったので操縦士がいない」と話し、トウモロコシ畑に強引に着陸させます。

ロイはジューンに、政府の人間を装った危険な悪者が近づいてくるから、僕のことは知らないと言うこと、奴らの車に乗らないこと、安全・安心・保証と言ったら逃げろと説明して睡眠薬を飲ませます。ジューンは気がつくと自宅にいました。外出すると、CIAのフィッツと名乗る人物がジューンを無理やり車に乗せます。

フィッツは、ロイもCIAの人間だが、凶悪で仲間を裏切ったため我々が追いかけていると説明します。その時、何者かの集団により車が銃撃され、フィッツは車外に投げ出され運転手は撃たれて死んでしまいます。ジューンは、暴走する車内で後ろの座席から何とハンドルを動かしていると、何とロイがどこからともなく飛び移ってくるのです。何とか危機を脱しましたが、ジューンは怖くなって逃げ出します。

レストランでジューンが地元の友人にこれまでの出来事を話していると、ロイが再び現れ監視カメラがあることを承知で暴れて強引にジューンを連れ去ります。ロイはこれまでのいきさつを説明し始めます。自分はCIAのエージェントだが、フィッツと共に世界を変える大発明をしたサイモンという若者を護衛していたが、フィッツが裏切ってサイモンと発明品を武器商人のアントニオに渡そうとしていることがわかった。そこでサイモンを誰も知らない場所に匿ったところ、CIAから追われる身になったというのです。

二人はサイモンの隠れ家に向かいますが、到着が遅くなったためサイモンはいません。そこにアントニオの部隊が襲撃してきて危険な状況になったため、ロイは再びジューンに睡眠薬を飲ませるのでした。ジューンは今度は無人島で目を覚まします。そこはロイの隠れ家でしたが、ジューンにかかってきた携帯電話によって逆探知され、再びアントニオの襲撃を受けるのです。

サイモンの隠れ家に残された暗号を解読したロイは、鉄道好きのサイモンがオーストリアに向かったことがわかり、やっとサイモンと合流することができましたが、今度はCIAの殺し屋に襲われるのです。何とかザルツブルクに到着しホテルに落ち着くのも束の間、フィッツらのCIAに追跡され、銃撃されたロイは川に沈んでしまうのでした。

とにかく展開がスピーディでまったく飽きさせません。主役の二人は、「バニラ・スカイ」以来10年ぶりの共演ですが、「ミッション・インポッシブル」と「チャーリーズ・エンジェル」でアクションはお手の物なので、スタントマンの起用は最小限です。本人たちの派手な立ち回りはスリルがあって、まさに見ていて手に汗握るという感じ。

トム・クルーズだから悪人ではないだろうと思って見てしまうのですが、おそらく制作側はそんなことは百も承知で、裏切り者扱いされている理由は小出しにして謎をうまく引っ張ることで、視聴者の注意を釘づけにしています。また、随所にコメディ要素を散りばめて、緩急の変化も忘れていません。

・・・なんですが、興行的にはあまり振るわなかったようです。めちゃくちゃ楽しい映画なんですけどね。

2026年3月30日月曜日

ソルト (2010)

ハリソン・フォードが主演した「ジャック・ライアン・シリーズ」のフィリップ・ノイスが監督。アンジェリーナ・ジョリーを主演に、アメリカCIAとロシアの二重スパイという、かなりスリリングな追いかけっこを描いたシリアスなスパイ・アクション映画です。

ベテランCIA工作員のイブリン・ソルト(アンジェリーナ・ジョリー)は、北朝鮮に潜入中に拘束され、捕虜交換で解放されました。その後、開放に当たって尽力した蜘蛛学者のマイクと結婚しました。

その2年後、CIA本部にロシアから亡命を希望したオルロフが現れます。ソルトが事情聴取を行うと、ロシアには生まれてすぐから徹底的に洗脳・教育されたこどもたちが、アメリカに送り込まれていて、彼らは一斉蜂起するチャンスをうかがっていると話します。そして、もうじき行われるアメリカ副大統領の葬儀で、出席するロシア大統領を暗殺することになっていると話を続け、その任務を行う者の名前はイブリン・ソルトだと言うのです。

オルロフは建物内から逃亡したため、ソルトの上司のウィンター(リーヴ・シュレイバー)と諜報部のピーボディ(キウェテル・イジョフォー)は、とりあえずソルトを拘束して事実確認をしようとします。しかし、ソルトはマイクと連絡がつかないことを不審に思い、厳重な警備をかいくぐって彼女もまた逃亡するのでした。

副大統領の葬儀に現れたソルトは、ロシア大統領暗殺に成功し再び姿を消します。そして、アメリカ人としてずっと暮らしてきた仲間のアジトで、ソルトは再びオルロフと再会します。そこには捕らえられていたマイクも捕まっていて、オルロフはソルトの忠誠心を試すためにマイクをソルトの目の前で殺すのでした。

彼らの目的は、ロシアのアメリカに対する敵意を煽ると同時に、アメリカの核ミサイルでイスラムの都市を攻撃して、世界中からの一斉攻撃によってアメリカを潰すことにありました。そのために、ソルトの次の任務はホワイトハウスに侵入し、大統領を地下深くのシェルターに追い込むことでした。しかし、マイクを殺された怒りに燃えるソルトは、彼らを殲滅し計画を潰すためにホワイトハウスに向かうのです。

もともとは、トム・クルーズ主演で企画されていたのですが、内容に納得できないクルーズが途中降板したため、急遽主人公を女性に変更してアンジェリーナ・ジョリーを配役されたといういわくつきの作品です。

内容的には、全面を貫く緊迫感はかなりあるのですが、仕立て上げられた二重スパイが何十年も指令を待っているというところからして、ややリアリティが感じられません。またジョリー一人にアクションを頑張らせている感じで、周りが弱すぎる。まぁ、主役ですから、それはそれで良しとするしかありません。

色気抜きでアンジェリーナ・ジョリーのアクションを堪能するには丁度良い作品というところでしょうか。最後はいかにも続編ありきみたいな終わり方なんですが、今のところ確実な情報は特に無いようです。

2026年3月29日日曜日

Mr.&Mrs. スミス (2005)

サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督の1941年の映画に「スミス夫妻」というのがあり、ヒッチコックにしては珍しい夫婦喧嘩を描いた純然たるコメディです。本作の原題「Mr. & Mrs.Smith」というのは同じで、やはり夫婦喧嘩を描いていますが、(インスピレーションは得たかもしれませんが)基本的には別の作品です。

監督は「ジェイソン・ボーン・シリーズ」のダグ・リーマン、脚本は多くの「X-MENシリーズ」を手掛けたサイモン・キンバーグです。主演のブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作で知り合い、のちに結婚(と離婚)するきっかけとなりました。

結婚して5年目、やや倦怠期に突入したジョン・スミスとジェーン・スミス夫妻。それぞれ建設会社、IT会社の経営者ですが、お互いに秘密にしていることがあって、二人ともそれぞれの会社を隠れ蓑にしている別々の組織に属するプロの殺し屋だったのです。

ジェーンがいつものようにターゲットを狙っていると、ジョンも同じターゲットを狙ってきたために、お互いが邪魔して仕事は失敗します。それぞれの組織から48時間以内に邪魔した奴を抹殺しろ、さもなければ失敗した責任を取ってもらうといわれた二人は、ついに邪魔した者が自分の妻であり夫であることが判明するのです。

ついに二人はお互いに拳銃、ショットガン、そして機関銃で武装して本気の殺し合いを始めてしまいます。そこへ組織が二人を始末するためのチームを送り込んでくる。何とかその場を逃げだした二人は、お互いにやっと本当の自分の話をするのです。

どうやら、殺し屋同士が結婚しているのに気がついたそれぞれの組織が、結託して二人を抹殺するために囮の仕事を回してきたらしい。こんなったら、もうド派手な夫婦喧嘩をしている場合じゃない。二人は協力して立ち向かうことにするのでした。

ジョン、ジェーン、スミスというのは、アメリカではもっともありふれた名前らしい。つまりこのタイトルは鈴木の太郎さんと花子さんみたいなもので、どこにでもいるような人たちということのようです。もっとも、それぞれがどっちも殺し屋という状況は普通ではない。

結局、一見どちらもスパイみたいな生活をしている夫婦の壮大な夫婦喧嘩というラブコメなんですが、人気俳優の二人がけっこう派手にアクションをこなすので、そんなめちゃくちゃなことも楽しんで見ていられるというものです。