Nikon 1/4000 f4.5 105mm ISO280
秋深まると、代表的な景色は紅葉が一番にあげられますが、ちよっと地味めな感じがするすすきも季節をよくあらわしています。
街中のあちこちに何気なくあるし、色もぱっとしない・・・ちよっと、お気の毒な存在ではありますが、関東あたりだと箱根仙石原のすすきの群生はかなり見応えがあったりします。
ススキはイネ科ですが、薄とか芒と書くようですが、別名でも尾花とか、茅または萱と書き「かや」とも呼びます。いろいろな書き方・呼び方があるということは、それだけいろいろな場所にあるということです。
茅葺(かやぶき)屋根は代表的な伝統的な利用法ですし、お月見とのセットもなじみ深い。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざでも、たいしたことがない普通のものとして出てきます。
昭和枯れすすきは昭和を代表する演歌ですが、ずばり「すすき」という唱歌もあったりします。
いずれにしても、普通のものとして気がつかないところで秋を彩る存在であると言えそうです。