2016年11月27日日曜日

盆鉢の秋



今年の春から俄か盆栽家・・・と言うより、似非盆栽士の方が適当なのかもしれないのですが、要するに盆栽に興味を持って、鉢を並べ始めたわけです。

実際のところ、やってみるとこれがなかなか面白い反面、日中ほぼ手をつけられない自分の環境ではけっこう管理が大変で、簡単には事が運ばない。

もう、ほとんど弱肉強食、自然淘汰の世界で、いい加減な管理でも生き抜く力がある鉢だけが半年余りで選抜されたというのが正しい。

見た目にも美しくならず、伸びすぎた枝もどうしていいかわからない状態だったりします。

初心者は、「いくつの鉢を枯らしたかわからない」みたいな話はよくあることですが、自分の場合もまさにその通り。

最初にいくつか購入した2000~4000円くらいの鉢は、だいたいが外見はともかく何とか保っています。そのあと、自分で仕込んだものはかなりひどいことになりました。

さらにがっかりなのが、ちよっと色気を出して手に入れた高額(と言っても、1万円以下なんですけど)な鉢が残念状態。けっこう立派ないかにも盆栽然とした錦松(黒松の変種)なんですが、めったに枯れないと言われている松を枯らしてしまったのはショック。

夏の暑い時期の水遣りの難しさ・・・ということなんでしょうか。これから冬の寒い時期の管理を考えると、生き残っている鉢もどうなることやら不安です。

さらに今年の秋の天候不順が響いてか、楽しみにしていた鉢の紅葉もぱっとしない。写真は百日紅ですが、全体に紅がさす前に、どんどん葉が落ちてしまいました。他の鉢も、紅葉するものは色合いがまだらでとても綺麗とは言えません。

このまま、最低限のモチベーションを保って、剪定とか美しくすることよりも、とにかく来年の春の芽吹きに成功させられれば・・・とにかく初心者は、枯らさないという最低限の目標をクリアするだけで精一杯ですね。