D750 1/2500 f8 78mm ISO800
街が黄色に色づくと、立ち込めてくる匂い・・・うっ? 何か臭くない?
あ~、銀杏かぁ。落ちたのを、誰かが踏んづけてつぶしちゃったわけね。
えっ! これ食べるの? 旨いの? 本当?
・・・なんて思ったのは、ずいぶんと昔のことで、小学生の頃に遡る話です。
以来、銀杏は苦手な食材の一つ。大人になって嗜好が変わり、こどもの時に食べれたものが食べれなくなったり、逆に大人になると食べれるようになるものもありますが、銀杏はぶれていません。
小さい時にすり込まれた強烈な悪臭のイメージは、そうは簡単に払拭できるものではないようで、いまだに心のどこかに引っかかっている感じがします。
もっとも、イチョウの木は雄と雌があって、銀杏ができるのは雌だけ。街路樹は、そのほとんどが雄を選んで植えているため、ほとんど匂いに困ることはありません。
たまに選びそこなって雌木だったりすることもありますが、まずは許容範囲。
茶碗蒸しとかにはレギュラーのように入っていますが、一応大人ですから口にします。ですが、あの食感は苦手。美味しいと思ったことは無いんですよね。
とりあえず、見事に黄色になった葉だけを楽しむだけで、大変満足しているこの頃なのです。