12月も20日ともなると、いよいよ本格的な年の瀬です。カウントダウン開始のような感じ。
空気が乾燥して、都会の空でも澄み渡る青空が広がり、夕闇が迫ったきた時間帯でも見事なグラデュエーションとなります。
いかにも、天気の良い年末年始の空はこんな感じというところでしょうか。
こういう時間帯のことを、逢魔が時(おうまがとき)と呼びますが、横溝正史の金田一耕助が髪の毛をむしゃむしゃしながら歩くのに似合う。
薄暗くなってきて、向こうから来る人は誰なのかよくわからない、何か魔物にでも遭遇しそうな雰囲気という意味で、黄昏時の別名として用いられます。
暗くなってくると、物の彩度が落ちて視力が低下しやすいので、よけいにそういう感じになるんでしょうね。