日本初の女性総理大臣が誕生しました。
高市自由民主党総裁が、総理大臣として有能であると認められたから、性別に関係なく選ばれたというのが、期待されるべき結論だと思います。
女性蔑視はしないというのは現代社会においては基本的な考え方であり、その点についてはまったく異論はありません。ただし、それは男性蔑視もしないという裏返しです。
ただし、男女には生物学的な差異が歴然とあることは厳然たる事実です。ですから、単純に両者をまったく同等に扱うことが「平等」ではなく、互いの差を認めて補い合うことが必要だということ。
高市氏が、本当に立派な総理大臣として職務を遂行できるのかどうかはまだまだわかりません。保守色が強まることは確実だと思いますが、自民党の従来の金権体制の復活につながらないことを祈るしかありません。
事前に組閣についての情報では「裏金議員」と呼ばれた方々が含まれると噂されていましたが、蓋を開けてみると、さすがにそこまで国民の反発を招くようなことはできなかったようです。
自民党執行部については、圧倒的に麻生太郎氏の傀儡と化す人事を行いましたが、内閣については見かけ上は「挙党一致」と形容できるような、総裁選でのライバルも要職に取り入れる人選を行ったと言えそうです。
麻生氏は、表立っては権力の外にいるように見えて、実は自民党が与党である限り、内閣の首根っこを押さえていることには変わりはありません。麻生氏に象徴されるような古い体質を、高市氏が今後どこまで押し返せるかが、本当の意味で国民からの信任を得ることにつながるのではないでしょうか。
まぁ、お手並み拝見・・・一国民としてはこれしかありません。