2016年1月6日水曜日

裏原の街灯


裏原というのは・・・そもそも裏原って何? て説明することじたいが、田舎者丸出しみたいなところなんですが、いわゆるキャット・ストリートとも呼ばれる神宮前1丁目から宮下公園まで、明治通りに並走する道。

表参道、明治通りを中心にした原宿に対して、裏の原宿ということらしく、表の高級ブランド店に対して、手軽に買いやすいものが多く、若者に人気なんだそうです。

しかし・・・昔を知る者には・・・

遊歩道といった方がわかりやすいんだけどな。元々は渋谷川と呼ばれた、いわゆるどぶ川があったのですが、これを1964年の東京オリンピックを契機に蓋をしたもの。

今では、実際には水は流れていないらしいですが、当時は、本当に臭かった。上をふさいだことで、川はトンネル化して、遊び場として整備され、砂場、ブランコ、滑り台などの遊具が設置されたので遊歩道と呼ばれたわけです。

人工的なものですが、都会のこどもにとっては、数少ない遊び場として多いに活用できたわけですが、今はもう少し上の世代に占領され、遊具などはとっくの昔に撤去されています。

そこの街灯が、これまたおしゃれ。てっぺんが丸くなっていて、モダンなデザイン。

平成のはじめに経済企画庁長官を務めた堺屋太一さんが発起人となって、2012年に商店街が設置したものですが、停電時にも太陽光発電により数日間は点灯し続けることができるようになっている。


なかなかかっこいいんですが、原宿だからいいけど、これが普通の住宅街にあったら何か奇妙かもしれませんね。

それにしても、裏原を歩いている皆さん、たぶん知らないと思いますけど・・・

あなたの歩いている下は、どぶ川なんですよ~ !!