潜り戸と書いて、くぐりどと読むのが一般的かと思いますが、何ともレトロな街の光景です。
時代劇なんかでは、大きな正面の門の横とかにあったりして、かがんで通る小さな出入り口で、隠密がそっとあたりを見回して、すっと入っていったりする。
このくぐり戸は、家の裏手、引き戸になっていて、高さは1mちよっとくらいでしょうか。勝手口として利用する、路地に直接出れるものだと思います。
左側は土蔵造りになっていて、さらに時代色を色濃くしています。戦前なら、普通にあちこちにあって当たり前の家なんだろうと思いますが、今時では文化財的な存在かもしれません。
テレビの散歩番組だったら、ここの前でしばらく尺が使えそうですよね。