2017年11月19日日曜日

神社に参拝する時の作法


・・・って、なかなかやっかいです。

何しろ、日頃から宗教心が無いもんだから、何か願い事がある時だけ、あるいは観光で来たついでみたいなときに、何となく頭を下げているだけ。

多少ちゃんと参拝するというのは、こども七五三の時くらいでしょうか。ところが、参拝するのにも正式な手順というものがあるので、知らないよりは知っていた方がよさそうです。

まず、入り口。鳥居があります。これをくぐって入ること。横から入っちゃいけません。境内に駐車場があって、すぐ拝殿の横に行けたりする場合でも、できれば鳥居のある所まで戻りましょう。鳥居をくぐる際には、一礼すること。真ん中は神様の通り道ですから、よけて端の方から進みます。

次に手水舎について、手と口をすすぎ清めるのですが、ちゃんと約束事があります。これが、なかなか面倒で、いつも、えーっとどうするんだっけと悩むところ。

右手で柄杓を持ち一回だけ水をすくいます。最初に左手、柄杓を持ち替えて右手、また右手に持ち替えて左手の平に受けた水で口をすすぐ。柄杓に直接口をつけてはいけません。

もう一度右手に持ち替えて、左手をすすいだら、柄杓を立てて残った水を落として柄杓の柄を清めたら、元の場所に柄杓を戻します。ハンカチとかは最初に出しておいた方がよさそうです。

身を清める作業が終わったら、参道を進んで拝殿、あるいは本殿に進むわけですが、ここでも真ん中は神様の通り道であることを忘れてはいけない。

ここから願い事の一番大事なところ。まず賽銭箱。乱暴にお金を放り投げてはいけません。静かに入れましょう。

続いて、鈴があるなら鳴らします。これは、玄関のチャイムみたいなもの。ピン・ポ~ン、来ましたよ~と神様に知らせる合図です。

そしたら姿勢を正していよいよ礼拝なんですが、大原則は二拝二拍手一拝です。神様に願い事や、何か報告したいことがある場合は、拍手の後に心の中でつぶやきましょう。その時「どこどこの誰兵衛」と言うこともお忘れなく。

終わったら、静かに参道の端から戻って、鳥居を出るときにもう一度礼をして終了・・・というわけで、最低限のマナーがこんな感じなので、ちゃんとするとけっこう疲れるかも。

でも、これは簡易参拝であって、正式参拝だと玉串を捧げるので、さらにいろいろ作法が大変なことになります。でも、大丈夫。たいてい、神社の係の方がああしろここしろと教えてくれますもんね。