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緊急事態宣言が発出してから2週間が経過しました。
専門家会議からは、人と人との接触を8割減らすという目標は達成できていないと報告されました。ただし、感染者数の鈍化が始まっているとの評価です。
確かに、日中の街中の人出は減ってはいますが、スーパーなどでは家族総出で来る人もいたりしますし、湘南海岸はまるで真夏のような状況だったりします。
それらを批判・否定するのは簡単ですが、強制力を持たないお願いレベルの外出制限の限界なのでしょうし、実現させるための対策が中途半端だということ。
感染者数の減少についても、基本的に全体像を把握している数字ではないので、鈍化してきたと言われても、素直に受け取ることはできません。
国内の新たな感染者発生数は宣言前より減っているのですが、検査数も鈍化している傾向で、この状況がどうしてなのかよくわからない。
日本ではある程度感染の影響は、重症者数・死亡者数で推察するしかない。ただし、これらの数字はリアルタイムの感染者数を反映しているとは限らないのですが、死亡者数については鈍化しているという雰囲気ではありません。
いずれにせよ、終わりは必ずあるはずですが、長期化は避けられそうもない。最近では、肉体的・精神的なアクティビティの低下が顕著になり始めているところがあります。
実際、診療をしていると、在宅で動かないことで腰痛、高齢者の転倒によるケガが増えています。外出しない分、少しでも体を動かしたいものです。
ただし、ゴールデンウィーク明けまであと2週間が鍵になりそうです。