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2020年4月12日日曜日
パソコンのMBRが壊れた
う~ん、困った。自宅のパソコンのハードディスクが、急に認識されなくなりました。
こういう事は、幾度となく経験してきたので、何かあったらといろいろなバックアップ対策は考えているのですが、残念ながら同じ目に合うことは少なくて、毎回違った問題が生じるもの。
今回は、データ用につなげている内臓のハードディスクがいかれてしまった。昨日の朝は何ともなかったのに、夜スイッチをいれたらバカになっていました。ついにパソコンまで、ウイルスに感染したのか??
こういう時のために、システム領域(Windowsのシステムと主なソフトウェア)とデータ領域は、物理的に別々のストレージを用意しています。システムはSDDでデータはHDD。
システムがだめな場合は、新しいストレージを用意して、あらためて全部インストールし直すだけ。面倒でも確実に戻ります。
今回はHDDの故障。まずはお決まりのWindowsに搭載されている「コンピュータの管理」で状況を確認。「ディスクの管理」を開くと、「論理ディスクマネージャーがアクセスできるようにするためにはディスクを初期化する必要があります」というメッセージが出てきてフォーマットを則してきました。
これをOKすれば、簡単に戻せるように思いますが、それは同時に中身をすべて捨て去ることを意味します。大事なデータは、さらに別のHDDなどに分散バックアップをしてますが、さすがに毎日バックアップを実行しているわけじゃない。
ほとんどは問題ありませんが、何が保存されているのかすべて記憶しているわけでも無いので、全部消えたら困るかもしれません。というわけで、何とかならないかジタバタすることになります。
コンピュータの管理では物理的には認識していますので、HDDそのものが壊れたわけではなさそう。中身の形式が不明ということなので、MBRが壊れた可能性が高そうです。
MBRというのは、マスターブートレコード(Master Boot Record)とは、各ストレージの先頭にある、そのディスクがどういう構成になっているかを示す目次みたいな物。これが読めないと、中身は不明となってしまいます。
「MBR、修復、フリーウェア」でググってみると、いろいろ情報が出てくるんですが、ほとんどは有料ソフトの広告。一部が無料で使えるんですが、ほとんど調べるだけで実際の修復は有料版でないとできない仕組みになっている。ある意味、弱みにつけ込む商法で、その手に乗るのは何か悔しい。
そこで登場するのが「TestDisk」というフリーウェア。これはフリーでいろいろなディスクの調査・修復ができる優れものなんですが、インターフェイスがコマンドライン風になっていて、使いこなすにはハードルが高い。
ただし、「PhotoRec」というデータを取り出すフリーウェアも同梱されていて、こちらはGUI版の「QPhotRec」も含まれています。物理的なディスク損傷でなければ、これでだいたいのファイルは拾いだせます、残念なのは「目次」が無いので、ファイル名は修復されず、修復で便宜上付けられた名前の連番に統一されてしまいます。それでも、いきなり初期化するよりはまし。
あとは意を決して初期化をクリック!!