周りをゆっくりと見渡す余裕が無くなって、テンションも下がり気味の毎日。
でも、人以外は普通に季節の営みを粛々と進行させているようです。
低木の街路樹の定番であるツツジ。自分の行動範囲では、かなり目に付くんですが、ほぼ満開という感じ。
いつもと変わらない日常を感じられ、ホッとする瞬間です。日常が続くと、ため息をつくのに勝手なものです。
二十四節気では「穀雨(こくう)」の真っ只中。穀物を育むための恵みの雨が地上に降り注ぐ時期。
七十二候では、「葭始生(あしはじめてしょうず)」が終わり、今日から「霜止出苗(しもやみてなえいずる)」、もう霜が降りることは無く、苗がすくすくと育ち田植えの準備が始まります。
もともと、日本人の日常というのは、時節を表すこれらの言葉の中にあるもの。人はより便利に生活するために、日常を変えてきました。
変えた日常の歪みはどこかに溜まっていて、チャンスがあれば一気に吐き出されるのかもしれません。