2020年4月8日水曜日

緊急時代宣言下の診療について 2


昨夜、政府から緊急事態宣言が発出しました。

午後7時からの安倍首相の記者会見では、冒頭の多くの時間が新型コロナウイルスに対する医療現場への感謝と励ましだったことは、直接関係しない自分としてもこの宣言の重大性をあらためて認識せずにはいられませんでした。

期間の目安はGW明けまでの1か月間となっていますが、個々の自覚しだいによっては先行きはいぜん不透明です。罰則などの強制力は無いことがしばしば言われていますが、できる限り遵守して何とかこの事態を終息させる努力が求められています。

クリニックは診療の維持が要請されています。現状では、診療時間の変更はありません。

すでにスタッフのマスク着用、適時アルコールによる手指消毒の励行は行っており、椅子やベッド、あるいはリハビリ機器の消毒液による清掃は、可能な限り頻回に行っています。

来院者用の消毒用アルコールはトイレに設置しています。全員の方に気兼ねなく使用していただくことが理想ですが、現状ではアルコールも入荷の見通しが立たないため、潤沢にお使いいただく形はとれません。

勤務するスタッフの人数は減らして対応さぜるをえないため、いろいろとご不便をおかけする可能性があります。従来、原則として来院順に行っている診療の順番も、診療内容によってずれることがあるかもしれません。

待合室では、椅子を可能な限り離した配置に変更しました。推奨されている2mはさすがに難しいのですが、少しでも間隔が開いている方が安心です。また、まだ寒い時もありますが、診療スペースの換気も行いますのでご辛抱願います。

リハビリ室では、元々ゆったりとした椅子・ベッドの配置をしていますので、特別な配置換えはしていません。

診察は接近することを避けることが不可能なので、できる限りマスク着用での来院をお願いします。また、当院で行っている診療は、ほとんどがオンライン診療には向かない内容となっていますので、今のところオンラインの対応はしていません。

当院かかりつけの方で、かぜ症状などが出た場合は、事前に電話などでご連絡いただけると助かります。当院はリウマチ科・整形外科を標榜しているクリニックで、直接に発熱者の診療は行っていません。従って、新型コロナウイルスの感染が心配な方は発熱外来を設置している病院、あるいは行政の相談窓口にご連絡下さい。