昨日、第1回田園都市リウマチフォーラムに参加してきました。
これは、横浜・川崎近辺の田園都市線沿線で関節リウマチを専門として診療する医者の集まりで、情報交換・質疑応答などを通して診療技術の向上をはかるための会合なのです。
と、まぁ偉そうに説明しましたが、実は今までちょこちょこやっていた横浜市青葉区のひろた内科クリニック、横浜市緑区のあゆみクリニックとの3者勉強会を拡大したもので、うちのクリニックを含めて発起人・世話人として立ち上げたのです。
さらに聖マリアンナ医科大学膠原病リウマチ内科のバックアップを得て、診診連携・病診療連携を強めていくというのも大事な目的にあります。
とりあえず、第1回ということで、今回は聖マリの山田先生に講演をしていただきました。先週、アメリカリウマチ学会があったばかりなので、出席したホットな話題をいくつか紹介していただきました。
そのあとに症例検討ということで、今回は川崎市の先生から、かなり画期的なケースの提示がありました。生物学的製剤の使用により、リウマチ患者さんのある程度の骨変化の回復が可能ということは以前から言われています。しかし、明らかに崩れた骨が修復されるかというと?マークが一杯つくというのが一般的な考え方。
もちろん、大々的な変形ではないのですが、明らかに変形した部分が経年的に修復された症例を見せていただきました。これは、いままで見せられた以上の回復であるといえ、聖マリの先生方興味深く見ていました。
こういう症例が、意外と開業医の中に埋もれているとしたら、それを発掘して他の医者に情報として提供できたことは意義深い。ますます、医療機関の連携を深めて中身の濃い会に発展させたいものだと思うのでした。