2010年11月30日火曜日

社会

日本地理、世界地理。日本史、世界史、倫理社会なんて科目がありましたっけ。

日本史は日本軍将兵として南方戦線から戻った先生でした。昔の話はあっという間に終わって、日本近代史に突入すると、ここからが長い。とにかく太平洋戦争史の様相を呈し、話はまったく進まない。

自分の体験談を交えて、いろいろな話をしてくれました。これが。めっぽう面白い。面白いというと御幣があるかもしれませんが、さすがに実体験に基づくリアルな現代史ですから、ノートを取る手を止めて聞き入ってしまいます。

でも試験には絶対出ません。ですから、成績は悪かった。でも、それでいいと思います。先生の言いたいこと、伝えたいことが、しっかりと詰まっていたと思います。授業としては、最高に楽しかったのです。

高校3年の夏まで、医者になることに抵抗していた天邪鬼の自分だったので、理系科目よりも文系科目に興味があって、高3になっても世界地理とかの勉強をしていました。世界大戦後の東西冷戦の構図は興味深く、西側の軍事同盟のNATOに対する東側COMECOM、西側の経済同盟ECに対する東側WTなんて、今ではほとんど形骸化したり消滅した機構を必死に覚えていました。

なんてったって、NATOにロシアが参加しようかという時代になって、世界情勢の面白さは数段増していると思います。今、高校生だったらもっとはまっていたかもしれません。

なんにしても、勉強は楽しいことが一番大事。苦痛に満ちた勉強はつらい。好きこそ上手の始めなりと言いますが、好きと言う事は面白いということ。自分の好きな勉強から入っていけることができれば、受験勉強も何の問題も無いはずなんですけどね。