どうも最近は、いろいろとヒットしたことばをやたらと使い回す傾向があるようで。例えば「神の・・・」なんて表現は、さすがにあきるほど使われました。医者で「神の手」なんてのは、ずいぶんと出てきましたが、そんなに神様がいるわけはない。
「美・・・」も、最近の流行なんでしょぅか。雑誌にもけっこう使われています。個々の、特に女性か美を意識することは悪いことではありません。
特に「美脚」という言葉はずいぶんと耳にするように思うのですが、どうも時代と共に美しさの基準は変化していくものです。どんな脚が美しいのかというのも昔と今ではだいぶ違っているようです。
最近の美脚は、細くて長ければいいようです。昭和のおじさんからすると、細くて長いだけだとダチョウの足みたいで、いかがなものかと思ってしまうわけですが、価値観の違いは簡単には埋めれません。
整形外科の医者としても、太ももがしっかりしていることは大変重要で、特に前面の大腿四頭筋は膝を支える意味で超重要です。四頭筋がしっかりしていれば、膝の老化も怖くない。
スポーツ選手のケガだって、大腿四頭筋がしっかりしていればかなりのものが防げたりするものです。老若男女にかかわらず、ぜひしっかりとした大腿部があるにこしたことはない。
どうか、しっかりとした太ももが美脚の基準になってもらいたいものです。細ももじゃ一生脚がもたないですよ。