2017年4月11日火曜日

真っ赤なiPhone part2 Blackbox問題


パソコンにことや、Androidスマホのことだったら、けっこういい年したオッサンの自分でも、たいていのことは一人で何とかできる自信があるんですが・・・

何しろ、ひたすらApple大嫌いを公言してきただけあって、手に入れたばかりのiPhoneについてはどうも勝手が違いすぎるので困惑することがしばしば。

スマホでは、ホーム・アプリがいくらでもあって、徹底的にカスタマイズできるので、自分だけのオリジナルの画面を作り込めますが・・・そもそも、iPhoneはそこからしてできない。

誰iPhoneを見ても、基本的な画面構成は同じ。横4列、縦6列にアプリのアイコンがきれいに整列している。壁紙は変えられますが、アイコンが並んでしまうと、壁紙なんて見えていないのも同然。

ホーム画面を左に移動するとウィジェットが表示されているんですけど、これも自由になるのは表示するかしないか、と表示するときの順番のところだけ。最初に開けた時にウィジェットを見たいのですが、それすらままならない。

本体の中にいろいろなデータが入っているわけですが、まったく見ることができないのが最大のストレス。Windowsでいうエクスプローラが無い。

いろいろなアプリからでてくる画像を一か所に集約して、後々パソコンに移したりの作業はどうすればいいんでしょう。

アプリはけっこうアップデートされて、その結果使い勝手が悪くなることは珍しくない。アプリのインストール・ファイルのバックアップをしておいて、アップデート後戻したいなんてことはできないの?

そもそもiCloudをクラウド・ストレージとして利用できるわけですが、パソコンのiCloudで見ても本当にファイルがあるんだかよくわからない。結果、従来通りDropBoxやOneDriveを利用した方が使いやすかったりします。

AppleのCMなどでは、まるで自由に、どんなことでも、「Appleならできます」的なことを言いますけど、そんなことはAndroidでもほぼできることばかりだし、使い始めてみると、何にもできない個性を出せない端末・・・というとApple信者に怒られますが・・・・

ようするに、どういうところに楽しさを求めるかということなんでしょうね。確かに、Androidでもできるとは言っても、Appleのうまいところは、「こんなことができる」と思えるようなクリエイティブなことが、誰でも簡単にできてしまう点にあります。

そのために、原則をいじらせず、基本のプラットフォームを堅牢に維持しているわけです。お店で出された料理に、客ができるのは塩・コショウなどをちょっと追加することができるだけなのと一緒。お店の味は変わることは無く提供されます。

WindowsやAndroidで、自分が楽しんでいるのは、出される料理のニンニクの代わりに生姜を入れてもらったり、ソースのかわりにケチャップにするみたいなところで、出てくる料理は自分好みですが、まったく違う味になってしまいます。

Appleでも、マニアックな人は「脱獄」と呼んでいる手段で、堅牢な檻から解放できるようです。そうすると、自分が感じている不満はほとんど解消されるみたい。

ただ、初めてのiPhoneでそれをするのは、さすがに問題です。何しろ、脱獄した場合にハードの保証はなくなりますから、どんなトラブルが起こるか想像もできません。まぁ、今後2台目になったときには、WI-FI専用端末として、いじり倒すことはあるかもしれませんけど。

文句言っていてもしょうがない。とにかく、自分なりに楽しんで使わないともったいないですから、少しずつ掘り下げてみようじゃありませんか。