自分は毎日の通り道で、荏田を通過します。
荏田は、江戸時代は大山詣の通過点。落語にもありますが、江戸の庶民にとっては、大山は大事な信仰の地であり、江戸から往復100キロくらいと、ちょうど距離的にも手ごろでした。
江戸を朝出発して、ちょうど女子供でも夕方に着くのが荏田の当たり。ここで一泊して、翌日大山を目指します。
現在の行政区は横浜市青葉区で、国道246号線荏田交差点から入ったすぐの民家の庭に、荏田宿の名残りである常夜灯があります。
道路に向かって説明書きが掲示されているので、信号待ちのときに読むことができたりします。それによると、1861年に建立され、暗くなってから到着する旅人の目印になったものらしい。
地元にもいろいろと史跡と呼べるものがあったりするものですが、こういうものを発見すると何か嬉しくなります。