プッチーニ作曲の「ラ・ボエーム」を見ました。
今回はオペラ映画で、古典的名盤として知られているカラヤンが指揮するゼフィレリ演出のDVD。
出演は、主人公ミミにフレーニで、これは当たり役として名高いもの。まずオペラ初心者が選ぶにはうってつけの名演とされています。
内容は歴史的な基本知識が無くても大丈夫。月9でもやれそうな、恋の始まりから終わりまでの青春群像劇です。
いきなり恋に落ちるところから、「そんな簡単でいいのか」と突っ込みたくなりますが、それが恋というものらしい。
最後にミミが死んでいく悲恋に終わるわけですが、死の間際にこんだけ元気に歌えるなら・・・というのもオペラならではのもの。
やや古めかしさは禁じえませんが、50年くらい前の映像ですからしょうがない。映画にすることで、場面展開の流れはスムースでわかりやすい。
あえて文句をつけると・・・もう少しフレーニの鼻の穴が小さければとか、出演者全員がふくよかすぎるとか、カラヤンが冒頭のほんの数秒しか映っていないとか・・・
まぁ、その辺りはしょうがないですよね。でも、「オペラは聴くものではなく観るもの」ということを発見してしまったので、ビジュアルも重視したいです。
ビジュアルでいうなら、実はネトレプコの「ラ・ボエーム」の映画もあるんですね。こちらも評判が良い。出演者全員が役柄にあった年代で、より映画としての完成度は高いようです。いろいろ有名どころを鑑賞した後、2週目にチョイスしたいと思います。