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2017年9月22日金曜日
クライバー / R.シュトラウス 「ばらの騎士」
今回見たのは、リヒャルト・シュトラウスの最も有名なタイトルである「ばらの騎士」です。
選んだ理由は、お気に入りのアンネ・ソフィー・フォン・オッターが出演しているから・・・って、ミーハーですよね。
でも、こういうのって、そんな理由が優先していいと思うんですよね。オペラはビジュアルですから。
音だけなら、映画のサウンドトラック聴いているようなもんです。やっぱり、映像あってのオペラです。
ただ、これは困った。もともと、リヒャルト・シュトラウスというと、バリバリのロマン派です。どうも、とっつきにくい。実は、今までもあまり聴かなかった類の物。
今回のは、オペラといえばクライバー、クライバーといえば「ばらの騎士」というくらい、定番中の定番の有名なもの。
他の出演者も、フェリシティ・ロット、バーバラ・ボニーなど、オペラ好きでなくても、知っていた名前のひとばかり。
実際見て聴いてみると、正直話としては面白いのですが、音楽の良さがわからない。これっというはっきりした旋律があるんだか無いんだか。
それぞれの歌唱も、「美しいメロディ」とか、「哀愁の漂う旋律」とか、後で記憶に残って口ずさむような感じにならない。
やはり、クラシックというとバロック~古典が自分の守備範囲ですね。作曲家では、せいぜいシューマンまで。無理してブラームス。
この名演がわからないなんて、オペラの世界に首を突っ込む資格も無いと怒られそうですが、とりあえずフォン・オッターのズボン役というのは面白かった。
なるほど、これは宝塚の原型ですよね。メゾソプラノが男装役をするというのは。なるほど、オペラの魅力の一つは理解した気がします。