2026年5月22日金曜日
ユーライア・ヒープ / 対自核 (1971)
ユーライア・ヒープ (Uriah Heep)というロック・バンドは、かなりはまった。ある意味ツェッペリンやディープ・パープルよりもです。
イギリス発の5人組のヘヴィ・ロック・バンドであるユーライア・ヒープが日本で認知されたのは、彼らにとって3枚目となるアルバム「対自核 (Look at Yourself)」からで、自分もそこから取りつかれた一人。
メンバーの入れ替えが激しいグルーブでしたが、この三枚目でメンバーが固定し黄金期を迎えます。中心となるのはリード・ギターのミック・ボックスとキーボードのケン・ヘンズレーで、ミック・ボックスのおかけでストラトかレスポール一辺倒だったエレキ・ギターに、SGというタイプが人気を上げました。
またハモンド・オルガンの名手ケン・ヘンズレーは、ボトルネックを使ったスライド・ギターもかなりの腕前で、多くの曲で活躍しました。高音が伸びるボーカルはデヴィッド・バイロン、ドラムはリー・カースレイク、そしてベーシストは悲劇のゲイリー・セインです。セインは演奏中に感電死しました。
LPレコードの30cm四方のアルバム・ジャケットは、真ん中にアルミ箔が貼ってあって鏡のような作りになっていました。これはまさに「自分を見つめてみろ (Look at Yourself)」ということで、こういう仕掛けはとても珍しかったので、これだけでも注目に値しました。
個人的な好みでは、この次のアルバムである「悪魔と魔法使い」の方が好きだったんですけども、このアルバムも名曲ぞろいでした。
そんな日本でも人気が高まった1973年3月16日、日本武道館で初来日ライブが行われました。ちなみに同年5月には、ジェフ・ベックの初来日の予定もあって、とにかく悩んだ。当時、武道館の2階席で5000円くらいだったと思いますが、中学生には大金で、両方行くなんてことは不可能。ユーライア・ヒープのコンサートで、直近のベックのコンサート・フィルムが併映されるということがわかって、ぐっとこらえてユーライア・ヒープのライブに行きました。
それにしても、このメンバーで続いた期間は4年くらいで、その後はまた人の出入りが激しくそれと共に忘れられた存在になっていったのは寂しい限りです。それぞれ我の強い人たちの集まりだったのかもしれませんね。
ちなみに・・・何と、アルバム・タイトル曲の「ルック・アット・ユアセルフ」をカバーした歌手が日本にいます。ザ・ピーナッツです。大人気があった双子の姉妹のデュエットで、若い方は映画「モスラ」の歌でしか知らないかもしれませんが、アメリカのポップス中心に洋楽もたくさん歌っていました・・・にしても、なんでこれを歌ったのか不思議です。
