2026年5月23日土曜日

咳の神 @ 都筑区茅ケ崎中央


な、な、何だ、これは!! 咳の神って何なんだ。

もう20年も前から、ほとんど毎日のようにこの前を通っていたのに、つい最近まで気がつかなかった。

場所は都筑中央公園の際を区役所通りから曲がってすぐ。住所は都筑区茅ケ崎中央ですが、車で通る道からほんのちょっとだけは行ったところで、通りかかっただけだとほぼ見えません。

以前に、横浜市の名木古木保存事業に指定された立派な欅を紹介したことがあるんですが、実は「咳の神」同じ敷地にあるんです。

正確には社宮司社(しゃぐじしゃ)と呼び、俗称「おしゃもじ様」という、ごくごくちいさな社があるだけなんですが、検索してみると話題にしている方はけっこういました。

隣家の方が管理しているらしく、とてもきれいにしてあります。手前に手書きの説明が掲示してあります。それによると、

「風邪・喘息・百日咳などで咳に悩む人がこの社に上げてあるおしゃもじを持って帰り、喉を撫でると効き目があると言われる。快復すると今度は二本にしてお礼する。社宮司は音が杓子と似ているので「しゃもじ」に転じた。信濃国の諏訪大社の信仰圏内である武蔵国・相模・尾張・伊勢・飛騨の地域に多数分布している(一部省略)」ということのようです。

御祭神は杓子大神(しゃくしのおおかみ)で、御社宮司または御射宮司(みしゃぐじ)の他様々な呼び方があるようですが、長野県諏訪地方の古来からの民間信仰を担っていた土着の神とされています。

社の中にはいくつのしゃもじが置かれていましたが、一番目立つのは三段に重ねた石です。もしかしたら、呼吸器疾患を治すご利益というのは、疫病・悪霊退散のための民間信仰である道祖神と何らかの関連があったりするのかもしれません。