夏季臨時休診
夏季臨時休診のお知らせ
8月14日(金)~8月19日(水)臨時休診します。
2020年3月31日火曜日
新型コロナウイルスと緊急事態宣言
昨日、新型コロナウイルス肺炎による志村けんさん逝去のニュースは、単に著名人が亡くなったということ以上に大きな衝撃でした。危機感が薄いと言われる日本人に、大きな警笛を与えたことは間違いない。
私たちは、韓国、イタリア、そしてアメリカのように、急激に感染者が増加し国民生活があっという間に急変した例を知っていたはずです。爆発的な患者増加が起こると、医療の限界を突破する危険に晒されます。
それでも、どこか呑気に構えていた日本人。無症状で感染を広げると言われる若者だけでなく、朝からパチンコ店の開店を待って行列する人々の中にはそれなりの大人もたくさん混ざっています。
東京都を中心とした感染の拡大のペースは、確実に上昇しています。首相官邸からの3月前半の2週間の外出自粛が終了した時点で、明らかに気が緩んだことは確実に関与していると思います。
昨日、日本医師会が会見を開き、都市封鎖を含む緊急事態宣言を出した方が良いと述べました。実際、自分も医療界の端くれにいると、他国の状況を見ていると日本で同じ状況になってからでは手遅れであることは強く実感します。
抱き合う習慣がないなどの生活様式の違いが日本での感染拡大に歯止めをかけているというのは確かにありますし、政治が経済活動を守る義務もあることは否定しません。しかし、長引けば長引くほど問題は大きくなり、経済的損失も拡大します。
昨夜、東京都の小池知事の記者会見があり、宣言を出すのかと思いましたが大きな変化がある話は出ませんでした。官邸の会見でも、菅官房長官は国としてもまだ宣言を出す段階ではないと話しています。
宣言を出すことによる、様々な責任を考えると簡単には出せないだろうことは容易に想像できますが、爆発してからでは遅すぎる。爆発する前に宣言を出さないと、すべてが後手に回る可能性が高いことを強く憂慮します。
日本の場合は、緊急事態宣言に法的な拘束力は無いと言われていますが、もしも宣言が出されると「自由・人権の侵害」と声を上げる人々がいることと思いますが、国という枠内で暮らす以上は国の安定という基盤があってのこと。国全体の危機のもとでは、一定の自由の制限はやむを得ないと考えます。
志村けんさんが遺した最後の声なきメッセージが、日本国民全体を同じ方向に向かせるなら、ある意味最も偉大な功績と言えるかもしれません。
2020年3月30日月曜日
SAKURA 2020 @ 王善寺
何と、何と、3月最後の日曜日は雪!!
まぁ、首都圏は特に外出を控えようという雰囲気が強まり、人が外に出ないように天気まで後押ししたかのよう。
これは王禅寺のゴミ処理場の外縁。あまり大きくないし、それほどたくさん植えてあるわけではないのですが、天気が良ければそれなりの花見スペース。
そんなわけで、せっかくの桜も花冷えどころじゃなく、雪化粧で寒さに震えっぱなしというところでしょうか。
この当たりは、雪というとけっこうたくさん降る地域で、昼までに10cm近く積もったんですが、午後からは水っぽい雪に変わりだいぶ溶けたので一安心です。
2020年3月29日日曜日
ジャズとは?
音楽の一つのジャンルとして使われる「ジャズ jazz」は、もちろんある日突然どこかで始まったわけではありません。この当たりの事に大変造詣が深く、日本のジャズ評論の草分けとして活躍された油井正一氏の著述に詳しい。
もう昔の話になりましたが、FM東京(いまやただのラジオ放送になり下がった感がありますが)が1973年から始めた、油井正一の語りによる番組「アスペクト・イン・ジャズ」が、自分のジャズの知識の基本を作りました。
この番組の中で、ジャズの歴史を紹介する一連のシリーズがあって、実際の音源を含めて説得力のある内容で毎週カセットテープに録音し、繰り返し聞いた覚えがあります。そこからの受け売りですが、記憶をほじくり返してみると・・・
19世紀にスペイン、フランスなどからの移住者と、奴隷としてアフリカからやってきた黒人たちが、雑多な文化を形成したのがニューオリンズ。黒人たちが持ち込んだ霊歌、ワーク・ソング、ブルースを基盤に西洋音楽の要素が加わりました。
主として演奏する黒人たちは、楽譜が使えなかったので、音楽を耳で理解し演奏することで、同じ曲でも演奏者によって違いが生じ、即興演奏の形式が出来上がっていきます。20世紀初頭には、色街であったストーリービルを中心にニューオリンズ・ジャズと呼ばれる音楽が定着し、各種のイベントなどで演奏されるようになります(白人が演奏するのはディキシーランド)。
当初から特徴的だったのは、オフ・ビート。例えば四拍子で、2拍目と4拍目にリズムを強調すること。1拍目と3拍目は表、オフ・ビートは裏と呼んだりします。
第1次大戦後にストリートビルが閉鎖されたため、ジャズはシカゴに北上、禁酒法時代にはニューヨークに進出。世界大恐慌から回復し、人々に余裕が戻った30年代にダンス音楽としてスイング・ジャズが全盛を迎えました。
しかし、40年代に入ると、白人が中心的だった精錬されたスイングに対してニューヨークのハーレムで、もっと自由に演奏を楽しむビ・バップと呼ばれる動きが登場します。50年代には、さらにアドリブに力を入れるハード・パップに進化。60年代には、コード進行の制約を取り払ったモード奏法、さらにはリズムの制約も失くしたフリー・ジャズが時代を席巻しました。
70年代は、しだいに若者の人気を集めたロックとの融合が進み、ジャズ寄りのロック、ロック寄りのジャズが登場し、それらが集まったものがクロスオーバーと呼ばれるようになります。80年代以後は全く垣根が取り払われフュージョンと呼ばれるようになりますが、それは同時にハードバップを中心としたモダン・ジャズの衰退につながりました。
ジャズの語源はわかっていません。ただし、デューク・エリントンの代表曲「スイングしなければ意味がない」のタイトル通り、ジャズの神髄はスイング、つまり音楽を聴いていると自然に体を揺らしたくなるところです。
そして、どのように進化しても、演奏者の見事な楽器の扱いと、その場で繰り広げられるアドリブを中心としたインタープレイが、ジャズをジャズとした所以であり、最大の特徴としてはずすことはできません。
2020年3月28日土曜日
新型コロナウイルスで一番怖いのは
https://experience.arcgis.com/experience/685d0ace521648f8a5beeeee1b9125cd
新型コロナウイルスで、日本において一番怖いのは、危機意識の低さなのかもしれません。
確かに、新型コロナウイルスは過去に蔓延した疫病の中で、特別に致死率が高く人類に脅威となるわけではありません。基本的には1週間程度の風邪症状で終わっているケースの方が多い。
ただし、それは適切な予防対策が取られ、適切な検査が行われ、そして適切な治療が施されることを前提とした話です。
このウイルスの困ったことは、感染しても無症状でウイルスを周囲にばらまくことがあっても本人が無自覚である場合が存在すること。これは、徹底的な予防対策を行いにくいということになります。
検査についても、それなりに時間がかかることと、偽陰性(たまたまウイルスを検出しなかっただけ)もあるし、少ないですが偽陽性(ウイルスが無いのに陽性)も存在します。
そして、最大の問題は現時点では明らかに有効性を認める治療薬が無いため、回復については基本的に個々の体力次第ということ。
クルーズ船は大きな問題になりましたが、今のところ下船した乗客からの二次感染、三次感染は起こっていないようですから、ここでの対応は一定の成功だったと言えます。
その後もイタリア、アメリカのような爆発的な感染拡大に至ってはいないことから、医療の余力を確保しながら、日本はうまく対応してきたと思います。
しかし、3月後半以後は、しだいに感染源が特定できないケースも増え、発見される陽性者数が増加傾向にあり、自治体単位で行動の自粛を促す状況が増えてきました。
日本よりも感染者数、あるいは死亡者数が少ない国でも非常事態を宣言して個人の行動を厳しく制限している国もあるくらいですが、国内では若者だけでなく全年齢で個々の自由を優先する行動が後を絶たないように思います。
何しろ首相夫人からして、呑気に「自粛を求められている公園」じゃない場所だからとお花見しているようでは溜息しかでません。
問題が長期化し、しかもその期間の予想ができない状況は、問題の深刻さを薄めていきます。時にはそれが良い結果につながることもありますが、この問題に関して現時点ではさらに事態を悪化させることにしかならない。
オリンピックがあるからという歯止めがなくなったことで、より問題意識の低下が顕著になるなら、世界の日本人に対する印象はずいぶんと違ったものになると思います。
この週末は言うに及ばず、しばらくは可能な限り自制した行動が求められることを強く意識する必要がありそうです。
2020年3月27日金曜日
SAKURA 2020 @ あざみ野
あざみ野駅から嶮山(けんざん)・あざみ野ガーデンズに向かって500mくらい、あざみ野三規庭の角を左曲がった道路沿い。
道の両側に、桜並木が500mくらい続きます。少しカーブしているので、端から端まで桜のトンネルのような光景を毎年見ることができます。
昨日でだいたい八分咲きというところでしょうか。
天候さえ大丈夫なら、週末が一番の見頃ということになりそうですが・・・ちょっと天気予報が心配です。
2020年3月26日木曜日
SAKURA 2020 @ 早渕川土手
自分のテリトリーで、まとまって桜が楽しめる場所は何カ所かありますけど、クリニックのビルのすぐ裏の方に早渕川があって、その川沿いの土手の桜並木は今が満開。
近くの老人施設も桜の名所になりましたが、まだばらばらとした感じで満開には程遠い。何日か前に、あざみ野の桜のトンネルになる道はまだまだという感じでした。
毎年桜が咲ているのを見ると、ほっとした気分になり、いろいろな厳しい現実をちょっとだけ忘れられます。
2020年3月25日水曜日
五輪延期決定
ついに現実のものとなった東京2020の消滅。東京2021になるのか、それとももっと遅くなるのか、まだわかりませんが、日本人としては残念ですが、冷静に受け止めるしかないと思います。
いずれにしても、いろいろな思惑が錯綜した結果だとは思いますが、少しでも早くに決定されることが傷を小さくできることは間違いなく、この決定は現時点ではおそらくベストな時期なのではないかと思います。
世界のこの状況では、夏に集まれないアスリートが多数いることは確実で、集まっても十分な準備ができていない選手ばかり。そもそも、夏までに完全に東京が安全と宣言できると考えるのは、あまりにも楽観的です。
しかし、延期といっても、いろいろと報道されているように、会場や選手の宿泊場所の確保は不透明。また、例えば日本ではやく半数の競技で出場選手が決定していますが、1年後、あるいはそれ以上先でも彼らを代表選手とできるのかどうか。
また、開催までの予算は当然膨張していくでしょうが、それを誰がどのように捻出するのか。ここしばらくは、世界中でかつてないほどの猛烈な経済的損失が予想されますから、とにかく簡単な話ではありません。
どう選択しても、茨の道。アスリートだけではなく、彼らの活躍を共感することが大きな目的であるオリンピックは、開催国である日本だけでなく出場を予定していた全世界の人々にも影響が及びます。
とにかく新型コロナウイルスは、人類の歴史に刻まれることは間違いないくらいの大事件として記録され、人々の記憶にもしっかりと残るものになりました。
2020年3月24日火曜日
JAZZ & JAZZ 5000 (1977)
何でこれかと言うと、実は自分にとってのジャズの渉猟の原点、つまりこれを大いに参考にしてジャズの名盤を聴きまくったという思い出深い物なんです。
発行された1977年というと、昭和52年、43年前。う~ん、大学浪人していた時で、午前中は代々木ゼミナール、そして午後は渋谷のジャズ喫茶に籠っていました。この本で仕込んだ知識で、聴きたいレコードをリクエストしていました。
今は、そんなほとんどのことがネットでできてしまうので、そんなアナログな手法でコレクターになることはありませんが、当時としてはしごくまっとうな情報収集の仕方です。
そもそも、なんでジャズに手を出したかというと、高校1年のときにやっていたバンドで、普通にハードロックをやっても、もっとうまいバンドがたくさんあったので目立たないからというような理由でジャズになった。当時フリーの急先鋒だった山下洋輔トリオを生で聴いたというのもあって、けっこうそのパワーにやられたというのもあります。
渋谷のディスクユニオン(当時、今の〇|〇|あたりにあったと思います)で、Miles Davisと運命の出会いがあったりして、しだいにジャズに馴染んでいました。
そのマイルスは1975年に来日しコンサートを行いましたが、そのライブはFM東京で丸ごと放送されて、当時の電化マイルスはロックを聴きなれた耳にも異様なパワーが伝わって熱狂して聴いたものです。
その後、マイルスは隠遁生活に入ってしまうので、結局他のジャズメンに興味が移っていった、ちょうどそういう時期に登場したのがこの本だったかなと思います。
5000というのは大袈裟ですが、この本には3000枚くらいのレコードが簡単な評価と共に紹介されています。それでもすごい情報量ですが、特に重要なアーティスト21人は詳しく紹介されていて、まずはここからという最適な本だったと思います。
クロスオーバー(あるいはフュージョン)が広がる直前の、ジャズがまだ「死んでいない」ところまでの名盤を一気に把握することができる大変便利な物でした。
2020年3月23日月曜日
iroshizuku<色彩雫> 七福神
PILOTが発売している、文具女子の心を鷲掴みにする万年筆用のインクのシリーズが
iroshizukuですが、昨年はPILOTの100周年記念ということで、スペシャル・バージョンが限定発売になりました。
その名も「七福神」で、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊の7種類をモチーフにしたカラフルなセットです。
実は、七福神をテーマにした蒔絵をあしらった7種類の万年筆も同時に発売されていますが、何しろ7本セットで50万円!!
普通の良い子は、インクで我慢です。しかも、通常サイズは・・・というわけで、ミニ・ボトルのセットなら、まぁ、手が出せます。
通常のセットは、比較的渋い感じの色が多いので、それを埋めるように鮮やかな感じが多いセットでになっています。
限定物ということで、そろそろお店にも無くなって、通販サイトでもプレミアがつき始めていますね。
2020年3月22日日曜日
新型コロナウイルスとは
https://www.tradoc.army.mil/News/Photos/igphoto/2002258405/
寄生虫は、まさに他の生物に寄生している「虫」です。代表的な物は、アメーバ(赤痢)、蟯虫、回虫、アニサキスなど。ノミ、シラミ、ダニなども寄生虫の一種ですが、これらは寄生動物と呼ばれます。
真菌は、いわゆるカビ。人の細胞よりはちょっと小さめで、人の細胞に定着し菌糸が成長して分枝を繰り返して発育します。代表的な物は白癬(いわゆる水虫)、カンジダ。
細菌はほとんどは人の細胞の1/10程度の大きさで、1μm程度。体内に定着して、細胞分裂によって自己増殖します。人の細胞内に入り込んで破壊したり、毒素を出すことで細胞を障害することで病原性を発揮します。代表的な物はブドウ球菌、溶連菌、大腸菌、サルモネラ、コレラ、ボツリヌス、破傷風などなど。
さて、ウイルスはというと、決定的に違うのはウイルス単独では自己増殖できないという点です。大きさは人の細胞の数百分の一、数十nmです。生物と定義できる最小単位ともいえる遺伝子(DNA、RNA)しか有しておらず、それを包むエンベロープでのみ構成されています。
他の病原体が、自分を複製するための設計図と工場を自前で持っているのに対して、ウイルスは設計図(遺伝子)しか有していないため、他の生物の細胞内に侵入し自分の遺伝子を混入することで、一緒に複製してもらいます。
一般的に使用されるマスクの素材には、5μm程度の隙間があるため、ウイルスについては簡単に通過します(ただし、飛沫させる場合は水蒸気などの付着により粒子が大きくなるため拡散防止としては意味があると言われています)。
細胞内に入り込んでしまうため、宿主細胞を傷めずにウイルス単独に除去することが難しく、細菌そのものを障害できる抗生物質のような薬の開発が難しい。基本的にはワクチンによる免疫力をつけることで、予防することがウイルス対策の中心です。
コロナウイルスは、RNAの一本鎖ウイルスであり、一般的な風邪の主要な原因の1 つです。エンベロープにスパイクと呼ばれる突起が多数あるため、太陽のコロナに似ているというところから命名されました。
2002 年に中国を中心に広がった重症急性呼吸器症候群(SARS)や、2012 年以降の中東呼吸器症候群(MERS)の原因もコロナウイルスの一種であり、今回の新型コロナウイルス(COVID-19)も似たような構造を持っています。
通常の風邪で死亡することはほとんどありませんが、SARSでは10%弱、MERSでは30%の発症者が死亡しています。COVID-19の場合は3月19日までに、無症状のウイルス陽性者を含む感染者数は全世界で234,073人で、死亡した人は9,840人で死亡率は4.2%です。
発生源と考えられる中国では4%、最近深刻なイタリアでは8.3%に及んでいます。中国はやむを得ないとしても、イタリアの状況は異常で、完全に医療崩壊しています。この2国を除くと、全世界の死亡率は2.8%です。
日本の状況は、感染確認者数は950人、死亡者数は33人で、死亡率は3.3%です。以前より、日本は検査を絞り過ぎという批判がありますが、全例を検査すれば確実に無症状の方も含めて感染者数も増えますが、死亡者数がそれほど増加するとは思えません。
つまり、日本の専門家会議の発表による「何とか持ちこたえている」という表現は妥当だと思いますし、現状の検査の実施状況が不適当だとまでは言えないと考えられます。とは言え、十分とするには程遠いことも間違い有りません。
少なくとも安心を得るために手あたり次第検査を行うことは、おそらく検査能力の限界を超えるでしょうし、医療機関側の余力も失くすことにつながります。現段階では、感染疑い者の重症度を考慮した序列により冷静に対応していくしかないと思います。
2020年3月21日土曜日
SAKURA 2020 @ 生田
世の中に 絶えて桜の なかりせば
春の心は のどけからまし
在原業平
昨日はお彼岸の中日、春分の日。抜けるような青空で、気温も高く、まさに春爛漫を感じられる天気。恒例の墓参に出かけてきました。
いよいよ見頃を迎える今年の桜。例年なら、刻々と広がる桜の開花の話題で、まだかまだかと気もそぞろという時期。
気がつけば、いよいよ見頃を迎えそうな今年の桜。
暖冬で、最速で開花と言われていますが、この週末が満開となりそうです。
巷では、どこを見てももううんざりするほど暗い話ばかりですが、この木の下に立つと、一時忘れて、ほっとした気持ちになれました。
2020年3月20日金曜日
新型コロナウイルスの予防対策
それだけ、差し迫った緊急度、深刻度が高いということですが、グローバル社会になって人の移動が地球規模で容易になった現代では、世界中への拡散が人類の手に入れている疾病対策の手段の限界を超えているということ。
幸い、COVID-19の対人毒性は、必ずしも既知のウイルスと比べて高いわけではありません。大多数の感染者は発症しないか、発症しても風邪症状で沈静化しています。ただし、通常のコロナウイルスや季節性インフルエンザに比べて、重症化し肺炎により亡くなる方が多くなっていることは事実です。
ウイルス陽性が確認されている人数は、全世界で19万人。亡くなった方は、3月18日までに7807人で、およそ陽性者の4%です。日本のように、限定的な検査を行っている国もあるので、実際の感染者数は確実に何倍もいるはずですが、その場合は死亡する方の割合は少なくなります。
ウイルス検査は、結果が陽性に出れば確定できますが、陰性の場合はウイルスをうまく採取できなかっただけというケースは珍しくありません。普段、病院で一般的に行われているインフルエンザの簡易キットでは数10%の偽陰性があると言われています。
つまり感染初期でウイルス量が十分でない場合、あるいはうまくウイルスを採取できていない場合は、当然陽性にはならないことは当たり前の話で、COVID-19に対するPCR検査も基本的には同じこと。
肉眼で視認できないミクロの世界の話ですから、検査結果に対して絶対的な安心を寄せるわけにはいきません。また、現時点では有効性が証明されている抗ウイルス治療薬がありません。
とにかく徹底的な予防対策が最も重要であり、これ以上増やさないためには最低2週間の徹底的な人の移動を制限することが最も確実と言わざるをえない。3月になって深刻度が急上昇しているヨーロッパでは、すでに多くの国が一般の外出を厳しく制限しています。
日本でも、急激な感染拡大が懸念された北海道が、独自の緊急事態を宣言することで、何とか増加に歯止めをかけることに成功しています。とは言え、全世界で完全に人の動きを停止させることはほぼ不可能ですから、一人一人が「いつでも感染者になりうる」という意識を持って行動するしかありません。
世界保健機構(WHO)が公開している予防対策は、現実的な効果が期待できる方法論として実践する必要があります。残念ながら、WHOのHPには中国語表記はあっても日本語はありませんので、つたない英語力で紹介しておきます。
頻繁に手を洗いましょう
定期的に徹底的に消毒用アルコールで手でこするか、石鹸と水で手を洗ってください。何故なら、手に付着しているかもしれないウイルスを除去できるからです。
社会的距離を保つ
自分と咳やくしゃみをしている人との間隔を、少なくとも1メートル(3フィート)を離れて距離を保ちます。ウイルスを含んでいる可能性のある鼻や口からの飛沫を吸い込まないためです。
目、鼻、口に触れない
ウイルスは手に付着する可能性が高く、目、鼻、口から体内に侵入するからです。
咳エチケットの実践
咳やくしゃみをするときに、肘やハンカチなどで口と鼻を覆いましょう。その後、ハンカチなどは廃棄してください。
発熱、咳、呼吸困難がある場合は、病院を受診してください
気分が悪いときは家で待機します。発熱、咳、呼吸困難がある場合は、医師の診察を受けるか、地元の保健当局の指示に従ってください。
最新情報を入手し、専門家のアドバイスに従う
COVID-19の最新の開発情報を入手してください。 それぞれの国および地方自治体は、あなたの地域の状況を把握していて、自分自身を守るために何をすべきかについて最適な助言ができます。
マスクの使用について
あなたが健康ならば感染が疑われる人の世話をしている場合にのみ、マスクを着用する必要があります。咳やくしゃみをする場合はマスクを着用してください。マスクは、手洗いと組み合わせて使用した場合にのみ有効です。
基本的には、もう何度も言われている感染症対策の基本中の基本ばかりですが、その気になれば誰でもできるこれらをしっかり実践するかどうかが最も重要ということ。つまり、その気になるかどうか、自分が感染し広げる可能性を本気で意識できるかどうかが大切です。
2020年3月19日木曜日
開店ガラガラ~
ガラガラやん。
開店直後の頃ですけど、いつもならすぐに満車になって、路上待ちはダメと追い払われてしまうような時間。
楽勝で入れました。
う~ん、これは、やはり、人の動きが本当に無くなっているということですよね。
当然、新型コロナウイルスの影響としか考えられません。
実は、クリニックも患者さんの来院減少は如実に表れています。花粉症で、この時期に患者さんがあふれかえる耳鼻科も閑古鳥だそうです。
人の動き、とくに観光客がいない。交通機関が利用されない。ホテルや旅館を使わない。食事が出ない。納入業者は仕事が減る・・・・
さまざまな業種に影響がでているわけですが、どこでも経営のための回転資金は、何年分も余力を持っているわけはない。
中小企業や個人商店は、通常は数カ月がいい所じゃないかと思います。
開店ガラガラがこのまま続くと、夏以降に本当にずっと閉店ガラガラになりそうなことは現実味を帯びてきます。
2020年3月18日水曜日
新型コロナウイルスと東京オリンピック
ところが、ここに来ていまだ感染拡大の収束がみえない状況で、にわかに五輪問題が急浮上してきています。
最近、過去の五輪で活躍した方が、何が何でもやりたいというような主旨をテレビで発言していましたが、アスリートの立場としては当然の意見で理解できます。しかし、現実的にはどうかというと、夏までに日本は安心・安全と胸をなでおろせるのか微妙なところ。
国内イベントであれば可能かもしれませんが、五輪の主役はアスリート、しかも大多数は世界各地から集まる選手たちです。仮に日本がよくても、遅れてピークを迎えている世界各国がたくさんあることを考えると、夏の時点で世界中が安心できる状況は厳しいと言わざるをえない。
安倍首相は昨日、G7ビデオ会議の結果「完全な形」で五輪を実現することで意見が一致したと述べています。萩生田文科相は「完全な形」というのは無観客ではなく、参加国を減らさないことだと補足発言をしています。
いかにも自民党幹部が言いそうな言葉ですが、完全なというからには、もう一つはずすことができない「いつ」ということが含まれていません。逆に考えると、「完全な形」で実現できない場合は、延期・中止が有りうるということ。
この判断は大変難しい。経済的にも、あまり多くの事柄を含んでいるので安易に結論は出せないことは容易に想像できます。「アスリート・ファースト」とよく言われていますが、この点で五輪がアスリートを利用した国際的・大規模経済活動にすぎないことも露呈している。
数年後までいろいろな国際イベントは他にたくさんあり、各国の大規模スポーツ大会も山ほど予定されているわけですから、現実的に延期しようとしても簡単にいくはずがない。延期しようとしたら、おそらく4年後のパリをずらすか、その後の8年後、確実なのはさらにその後の12年後しかないように思います。
ということは、中止という選択肢にも現実味が出てくるわけで、その場合は数十兆円の損失といわれています。しかし、期日が近づくほどその額は増えるはず。旅行の場合は、間際になればなるほどキャンセル料は高くなるのに似ています。
世界、特に開催国の日本は中止になった場合の、払われる代価について相当な覚悟をしておく必要があるし、その代価は決定が早いほど少なくできるということも理解しておかねばならないと思います。
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