2009年5月26日火曜日

夢と目標

仕事とかでうまくいかなくて、心が落ち込んでしまうという話はよくあります。そういう時に、何とかはげます言葉として、なんとか目標を持って頑張ろうよ、なんてことを言うことがあります。

故人曰く、言うは易く行うは難しで、言われた本人は「そんなに簡単なら落ち込まないよ」と思ってしまうかもしれません。逆に、青春ドラマのように一気にがんばるかもしれません。

ここで、人生の目標と夢とをちゃんと区別しておかないといけません。夢と言うのは、憧れるものだと思うんですよね。必ずしも実現しなくてもいい。

でも、自分が生きていく上での一つの活力になるようなものでしょう。夢のまったくない人生はつまりません。自分の夢は何だろう。

いざ、考えるとたいした夢は持っていません。もっかのところは、医者をやめて飲み屋のおやじになることかなぁ。お品書きの無い、カウンターが10席くらいの小さな店。

ほとんどのお客さんは常連で、席に座ると、その日にできる肴を黙って出す。言葉は少ないけど、自然にいろいろな気持ちが伝わる空間というがいい。

もちろん、損得づくではできません、そんな店。まぁ、どう考えても実現しませんけどね。

じゃあ、目標は? というと、そんなものはあえてありません。ありません、というか家族がいてこどもがいれば、もう家族を守ることしかないでしょう。

こどもたちがしっかり勉強できる環境をなんとか作ることが、当然のように目標なわけです。そのために仕事をがんばるわけで、自分と家内だけだったら話は簡単です。

でも、当たり前のような話ですが、そんな目標があるから毎日一生懸命になれる。まぁ、若い頃の方がもっと楽しそうな目標があったかもしれませんけどね。