医師会というのは、医者の集まりで基本は会員である医者の便宜をはかる団体です。医者の収入に大きく影響する診療報酬は国が決めますから、当然国に対して何らかの影響力を持ちたいと思うわけです。
そこで医師連盟という政治団体があって、基本的には医師会員は連盟にも加入しているわけです。そして、医療事情に詳しくて、医者の状況を理解してくれる政治家を応援してきたわけですが、これは今までは当然政権与党の中にいる方ということになります。
特に影響力を持っていたのが、昭和の日本医師会長として有名な故武見太郎さん。ところが、その後はそんなに強い会長はいないとみえ、この何年かでどんどん医者は追い詰められました。
そんなわけで、例えば茨城県医師会はついに与党の応援はしないことを公表したりしています。都筑区の医師会でも、どこを応援すればいいだろうという議論がされたりします。
実際、今の与党側の候補予定者の方はあまり熱心ではないような印象で、野党側の方の方が精力的に動いているように思えます。
あまりに与党のいい加減さ、総理大臣のていたらくに、少しでも野党に期待するしかないと思っていたら、野党のトップにもスキャンダル。
しばらく、だめ与党に馴らされた国民は、「まぁいいか」という気分になってしまいます。どうせ、今の日本の政治の仕組みでは何も変わらないと思うように戦後作られてきました。
そしたら、今度は国会の中でいちゃいちゃしている先生がいらっしゃる。どうせ今の内閣は長くないので、数ヶ月なら我慢するか、ってんで役を引き受けたらしい。
ところが、総理大臣がしがみついていてなかなか解散総選挙にならないので、いよいよ我慢ができなくなってついつい悪い癖が出ちゃったんでしょうね。ある意味正直な方ですよね。
警察の人がパトカーのサイレン鳴らして信号を気にせずに飛ばしていったら、実は家族旅行だったなんてことはありえませんもんね。
急に入院して、健康上の理由で辞任というのも、しらじらしいの極みですけどね。ちょっと前まで温泉旅行して楽しんでこれるほど健康だったんでしょう。前に総理大臣していた人は、また「漢字が読めなくても偉くなれるからがんばれ」とか学生に言っているらしいですし、もうしっちゃかめっちゃかですよ。
まぁ、正直に言って自分は医師連盟としての政治的な部分には興味がありませんし、どうせ医師側の利益だけを守るというわけにはいかない。
患者側の安全・安心を心配してくれれば、必然的に医者もいろいろと仕事をしやすくなるんでしょうから、とにかく議員さんには医療という国民には必須のサービスにもっと興味を持ってもらいたいものだと思います。