おたくという人種がいると言われ初めて20年くらいはたちましたでしょうか。
おたくと言う時は、たいていややさげすんだ気持ちが入っていることが多く、自分は違うよといつでもいいわけをしているみたいなところがあります。
自分はマニアだとか、通だというような表現は、所詮言葉を変えても、まぁ同じようなことかもしれませんよね。
まぁ、生きていくのに絶対必要でないようなことにやたらとのめりこんでいくのは、多かれ少なかれ誰にでもある本能の一部みたいなものです。
特にそれがアニメなどの、いわゆるサブカルチャーと言われている物にはまっている場合を、特におたくと言っていれば当たらずとも遠からずなんでしょうか。
おたくの人が弱い言葉というのがあるんだそうです。その一つは「オリジナル」というやつ。おたくはオリジナルに弱い。つまり、オリジナルが冠してあるものはたいてい数量限定だったりして、他人は持っていないことかあるので、自分だけという所有欲を満たすんでしょう。
同じような理由で「限定」という言葉もおたくの心臓を打ち抜きます。このあたりは最終的に他人に自慢して初めて意味をなすのですが、おたくの面白いところは、自分だけでこっそりと悦に入っている場合も珍しくない。
そして、もう一つおたくが無視できない言葉が「カスタマイズ」です。まさに自分だけの世界に入り込むための魔法の言葉です。
こんなことを書いていると、結局自分もそんな・・・の一人なのだと、妙に納得してしまうのでした。