クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
8月11日(木) 山の日 通常の祝日で休診です。
8月12日(金)~8月17日(水) 臨時休診します。
8月18日(木)より、通常通りの診療をいたします。18日は木曜日なので、午前のみの受付になりますのでご注意ください。

2009年5月8日金曜日

クリニックの経営にかかる費用

今日は朝から雷鳴が轟き、どばーっと雨が降ったかと思うと、昼からは晴れたり降ったり、めまぐるしい天気の一日でした。湿気も相当な物で、気温の割にはむしむしとした一日たったと思います。

こんな日には、整形外科のクリニックの患者さんは、ぐっと減ります(うちだけ?)。まぁ、それもしょうがない。あわてても精神衛生上いいことはありませんから、こんな時には診断書を書いたり、いろいろな郵便物の整理。

さすがに、多少はそのくらいの気持ちの余裕は持てるようになりました。とは言え、うちみたいなコンパクトなクリニックでも維持していくためにはそれなりのお金がかかりますから、経営的には楽ではありません。

まず大きいのが家賃です。いわゆるビル診療ですから、うちの場合月に100万円程度の家賃がかかっています。整形外科クリニックはリハビリ室が必要なため、かなりの面積を使用しているのです。内科だったら30坪くらいでも大丈夫ですが、整形外科は倍くらいの広さが必要。

次に大きいのが人件費。医療では人件費の割合が高いと言われていますが、うちでは全員パートなのでかなり少ない方でしょうが、それでも受付3人、看護師2人、リハビリ助手2人、理学療法士3人が働いてくれています。

少数精鋭と言えば聞こえがいいのですが、かなりぎりぎりの人数だと思います。この中に看護師で家内がいるので助かっていますが、それでも月の人件費は60~70万円くらいになります。

さらに使わないとどうにもならないのが薬品や衛生材料の購入費。リウマチ治療薬の高価な薬が含まれるので、これはおそらく普通の整形外科より多くて、毎月100万円程度になっています。

開業したときに用意した治療器具のリース代金、電子カルテの使用料金、レントゲン機器のメンテナンス代金などに毎月かかるのは20万円くらい。血液検査は外注ですので、これにも毎月10万円近くかかります。これはリウマチ専門ですからしかたがない。そしてその他の雑貨などで毎月数万円は使ってしまいます。

最後に大きいのは、借金の返済で、毎月100万円を返しているのです。当然元手をしっかり準備してから開業すれば、このあたりはいらないわけですが、いかんせん自己資金ゼロで開業したようなものなので、こればっかりはしょうがない。

逆に言うと、これ以上返すようなら開業の計画としてはあまりに無謀と言うことなんでしょうかね。まぁ、うちの場合も十分に無謀だったわけですが。そんなわけで、これを全部足すと、毎月400万円近くかかっているということになります。

これ以外に、駅の看板代が50万円、雑誌などの広告費が50万円、固定資産税が40万円というのがだいたいの年間の固定した出費でしょうか。

ついこの前のようにレントゲンが壊れて修理代が30万円とか、パソコンが駄目になって新規購入で20万円などの、臨時出費が急に出てくることも考えておかないといけません。

さぁ、新規に開業しようという先生、だいたいわかりましたか。こういうことはなかなかマニュアルはありませんし、開業コンサルタントは収入の予想はしてくれても、支出の具体的な数字はなかなかあげてくれないものです。

収入と支出の帳尻が合うためには、整形外科の患者単価2500円として計算すると400万円÷2500円=1600人/月の患者さんが来ないといけません。月の平均診療実日数を23日とすると、毎日おおよそ70人の患者さんが来るというのが、最低目標ということになります。

うちの場合はまだ1日の平均患者数は60人くらいですが、比較的患者単価の高いリウマチ患者さんのおかげて何とかもっているようなものなのです。ですから、当直のバイトをやめるわけにはいかない。平均月に6回くらいの当直をしているので、ここから生活費が出ているというわけなのでした。

開業するかしないかは、それぞれの自由ですが、このあたりをじっくり考えてみることが本当に大切ですよ。