2015年2月12日木曜日

新型アクア

車は何年かたつとモデル・チェンジしますが、数年で外見や内装をちょっと変えるマイナー・チェンジがあります。

トヨタのアクアは、去年12月にマイナー・チェンジしました。これは、先に発売されていたプリウスαよりも早めで、トヨタの車種の中でも売れまくった証かもしれません。

実は、アクアの中身については、すでに2度の改良が加えられています。最初は2013年5月で、これは色の追加程度でたいしたことはありません。問題は、2度目になる2013年11月の改良。

ここでは、ハイブリッド・システムの改良が中心で、サスペンション、タイヤなど車としての重要なバージョンアップがはかられ、燃費アップにつなげているのです。

この改良で、JC08モード燃費が1.6km/L向上して37.0km/Lになったことは大事件でした。 2013年9月に発売された、最大のライバルであるホンダのフィット3ハイブリッドは、JC08モード燃費が36.4km/Lで、アクアを抜いていたんです。

つまり、燃費競走で世界一をホンダに取られたわけですが、わずか1ヶ月ちょっとで奪回したのは、王者トヨタとしての意地だったはず。

さて、今回はマイナーですが、そんなわけで中身のは大きな変化はありません。主として外見の変化が中心で、一番目立つのはボディ・カラーです。新たにX-URBANというグレードが設定され、上下の配色を変えられるようになりました。

もともと、色数は多いアクアですが、通常のグレードでも14色に増え、選択肢の幅が広がっています。ただ、他のメーカーに比べると、トヨタは明るい色ほどくすんだ感じがして、せっかくの色数があっても、ちょっと選びにくい感じがします。

2011年年末に発売されたアクアですが、とにかくあっという間に巷に増え、プリウスよりも見かける事が多い感じがしますので、個性を出すためには外見のデコレーションのオプションがもう少し増えるといいかもしれません。