今年の11月の予想で、トヨタの主力自動車であるプリウスがメジャーチェンジするらしいです。これが4代目で、10系、20系、30系ときて、プリウスαが登場して40系となりましたから、もしかしら50系と呼ばれるのかもしれません。
噂では、燃費も現行のJC08モードでの30.4km/Lを大幅に超えて、ついに40km/Lに達するのではないかと言われています。
トヨタはアクアの登場の時に、現実からかけはなれた10・15モードで40km/Lを超えると大々的に宣伝して、かなりひんしゅくをかいました。ホンダが、FIT3でアクアを抜いてJC08で36.4km/Lを叩き出しましたが、アクアは早めのマイナー・シェンジで、現在はJC08で37.0km/Lになり世界一を奪回しています。
アクアより大きめのプリウスが40の壁を実現するためには、エンジンとモーターのシステムそのものの進歩と、何よりも車体の軽量化が図られているんでしょうね。
プリウス3は爆発的に売れて、日本にハイブリッド時代を定着させた功績は大きい車ですが、さすがにこれだけ多くなると、交差点で信号待ちで隣もプリウス、後ろもプリウス、向こうにもプリウスみたいな状況になり、ドライバーとしても微妙な気持ちになりそうです。
トヨタの車はエクステリアの遊びが少なくて、「優等生」的なところがありますが、これだけたくさん走っている車ですから、外見のバリエーションを豊富に用意しておかないとつまらない。
色はずいぶんと増え、オプションでの飾りつけの幅も広がったとはいえ、まだまだサードパーティによるエクステンションに頼っている状況です。
最近は、トヨタ公式ののスポーツ版ブランドであるG's(ジーズ)のプリウスが売れているらしい。価格的には20~40万円くらい高くなりますが、いろいろなオプションをつけることを考えれば、かなり他の車とのかっこいい差別化ができるということで人気。
G'sは、アクア、マークXなどはすでにありますが、今月からプリウスαとハリアにも設定が追加されました。こういう選択肢の幅が広くなることは、ユーザーとしても大歓迎でしょう。
新しいプリウスは、プリウスαやアクアといったハイブリッド専用兄弟車の登場、既存の車種のハイブリッド仕様の拡大もあり、30系ほどの売れ行きにはならないでしょうが、それでもすでにプリウスに乗っている人の買い替えの第一選択になるでしょう。
そうなると、登場の時から、色のバリエーションの豊富さや、さまざまなオプションによる自分の車としての個性をしっかり出せるような販売が求められると思います。
トヨタさん、そのあたり当然理解していると思いますが、よろしくお願いしますよ。