なにしろ関東人なもんで、絶対にうどんよりも蕎麦。ですから、もう頭の中にはイメージが出来上がっていて、天ぷらそば、たぬきそば、鴨南蛮そば、にしんそばなどなど・・・
きつね、月見、カレー、鍋焼きとくると、基本はうどん・・・と決め付けていますので、あまり口にすることはない。
蕎麦屋の系列にはいくつかありますが、基本的に更科とつくのは、出所は布屋太兵衛さん。反物を商いしていた太兵衛さんは、寛政元年(1789年)に麻布永坂に信州更科蕎麦処を開店したのが始まりとされます。
更科は、お米で言うところの大吟醸みたいに、蕎麦の実の中心を使用した白くて細めの麺とやや醤油が強めの汁が特徴。
現在は、その更科を名乗る有名店が2つあって、東京都港区の麻布永坂にある永坂更科と元麻布にある更科堀井のいずれも、看板に「総本家」としてあり、そのあたりの関係はよくわかりません。
永坂更科は、缶にはいった汁の販売などもありよく目にします。身近にところで、たまプラーザ東急SCの食堂フロアに店があって、手軽に本家更科の味を楽しむ事ができます。
天ぷら蕎麦は、天ぷらが別皿にのっていて、さくさくした天ぷらの美味しさをしっかり味わう事ができます。衣が汁を吸ってぶよぶよしたのが好きな方は、遠慮せずにさっさと丼に入れましょう。