1月20日から二十四節気では大寒で、一番寒い頃となっていましたが、実際先週は雪も降りました。大寒は今日までで、明日からは立春です。
ですから、節気が変わるということで、今日は節分。七十二候だと、二十四節気の初候は「東風解凍」で、はるかぜこおりをとくです。ちょいと前に、こういう旧暦の言い回しをたどってみましたが、その中で東風解凍は馴染みのある好きな表現の一つでした。
もともと東風と書いて、「こち」と読みますが、もうだいぶ前に、当時のそうそうたる日本のジャズ・ミュージシャンが集結して、東風というバンドを組みました。日野皓正、菊池雅章を中心に、和のテイストも少し混ざったパワフルな演奏を繰り広げていたのです。
関東では、豆まき。ただし、後片付けが大変だということで、形だけ。本気で、家の内外にがんがんまくなんてことはしません。いつの頃からか、福豆を年の数だけ食べないといけないと言われ、こどもにはあまり美味しいものではありませんでした。
さらに、平成になってからは、関西の習慣だった恵方巻を食べるというのも入ってきた。その年の吉の方向を向いて、黙って太巻きを一本食べるというのは・・・どうも、何度やっても馴染まない。今年は西南西を向くんでしたっけ・・・
そのうち、各家庭でも「なまはげ」をやろう・・・なんてことには、さすがにならないとは思いますが、とにかく春が確実に近づいてきたことに、いろいろな期待を寄せるのは今も昔も同じというところでしょうか。