2015年5月16日土曜日

Rebirth MADE IN JAPAN

家電といえば日本製という、世界中から信頼を寄せられるイメージが確固たるものだったのは昭和の話。

最近ニュースで、家電メーカーの凋落ぶりが明らかになるにつれ、日本はどうなってしまったのだろうかと、本当に心配になってしまいます。

東芝は不正会計で平謝り。シャープは中小企業になろうとしたり、ソニーはあいかわらずのていたらくです。

自分は、もともと「ソニー信者」ですが、「ソニー信者」という言葉すら死語と言ってもいいかもしれません。

例えば、VAIOといえばソニーの個性的なパソコンのシリーズで、大人気だったもの。いつのまにか、ただ高いだけみたいなものになって、ソニーは経営改善のため切り離したのは記憶に新しい。

独立したバイオ株式会社から、最近SIMフリーのスマートホンが発売され、当初は大変期待されたものの、中身が目新しくなくまったく売れていない様子。

自分も長らく個人用パソコンはVAIOを使っていたのですが、ここ数年・数台はまったく別のメーカーのものに鞍替えしてしまいました。

マーケフィング用語に、ボリュームゾーンというのがあって、商品が一番よく売れる価格帯のこと。最近は、ヒット商品がなかなかでなくて、出ても定着しない、つまりすぐにあきられるという傾向があるそうです。

商品がボリュームゾーンに定着しないため、企業としては次から次へとスマッシュヒットを狙うものを開発しなくてはならず、ますますブームで終わる商品が増えるという悪循環が指摘されています。

会社の経営者ともなると、企業を成長させることが使命ですから、財務上の会社資産を増やすのにバブル期に投資のようなVR的な部分へ手を出しすぎたしっぺ返からいまだに真の回復はできていないということでしょうか。

トヨタの社長がしばしば口にする「モノつくり」の再生は、今後の日本にとって大変重要なのかもしれません。世界中から信頼される品質のものを、もう一度生み出していく力が必要です。

日本製という、安心ブランドをもう一度認めてもらうためには、やはり本質である商品の品質にこだわってもらいたいと重いわけです。