2025年9月7日日曜日

タヒチ風キーマ・カレー


タヒチって・・・遠いですね。南太平洋、フランス領ホリネシアで、地球儀でいったらハワイのずーっと下の方。

タヒチアン・カレーというのありますが、実はこれは日本製で、タヒチをイメージしてココナッツ・ミルク、マンゴー、バナナなどを使ったもの。

タヒチアン・カレーの店として超有名なのが湘南にある珊瑚礁で、特にキーマカレーは代表的な人気商品になっています。昔、食べたことはありますが、何しろ渋滞の激しい湘南の海岸道路に行く元気は無いので、今回は自分で再現してみました。

さすがにそのものズバリというレシピはネットでも見つけられませんでしたが、いくつかのヒントは得ることができました。ポイントは、使うのはマンゴーチャツネ、使わないのはココナッツミルクということらしい。

まずは挽肉を炒めます。大事なのはしっかりと焦げ目をつけること。フライパンに広げたら、しばらくいじらない。焼き色がついたら何度かひっくり返して、全体に焦げ目がつくまで行います。

次は、例によって飴色タマネギ作り。ただし、今回は多めに、かつかなり入念に飴色にします。かなり茶色が濃くなるまで、いつもの倍近い時間をかけました。挽肉とタマネギをしっかり茶色くすることで、全体の色合いが決まります。3人前くらいで、挽肉は300~400g、タマネギは大2個使いました。

ニンニクとショウガは、それぞれチューブで大さじ1くらい。トマト缶は1/2の200gです。ここで、いつもなら煮詰めてペーストにするのですが、今回はキーマカレーなので、ざっと混ぜるだけ。

スパイスはいつもと同じ。ただし、ターメリック、コリアンダー、クミンは大さじ1.5くらいで、多めにして深みをだします。カイエンペッパーは大さじ1/2ですが、むしろ少な目でもいいかもしれない。塩を適量入れて味を整えます。

先ほど炒めた挽肉を入れて、マンゴーチャツネを50g程度投入。数分間煮ると出来上がりです。お店の真似でレタスを横に盛り付けた御飯の上にかければ珊瑚礁風のタヒチ風キーマカレーの完成です。

フルーティな甘さとスパイスの深みが際立つ、南国をイメージできる美味しさです。