これは、もう40年近く前に広島の学会に参加するため、寄り道をして香川に渡った時に入った蕎麦屋で教わったレシピです。
1988年に瀬戸大橋が開通して、先輩がどうしても渡りたい、しかも「お前が車を運転しろ」と・・・ムチャブリをされたわけです。
で、蕎麦屋でこれを食べたわけですが、ことのほか美味しかったので、作り方を聞いたらすぐに教えてくれました。
そもそもは、精進料理として食べられていたもので、鰹などの出汁は使わない。茄子の味だけを出汁にするというのが特徴。本来は小豆島名産の素麺を使うようです。
細切りにした茄子を、フライパンで空焼きします。くっつく場合は、少量の植物性の油を使用しても良いとのこと。ここに水と醤油とみりんをいれて味を整えたらスープは出来上がり。
たぶん、コツは茄子にある程度焼き色をつけることと、醤油を使い過ぎないことだろうと思います。ほのかに茄子の香りが立ち昇って来る感じ。
後は茹でた蕎麦を入れて食べるだけ。
茄子だけで、そんなに味が出るのかと心配しますが、一人前に通常の大きさの茄子を1~1.5本ほど使うと、意外に味が出て、あっさりとした味ですが実に美味しいです。