病院に受診するとお金がかかります。その時の「定価」を定めた物が、診療報酬点数というもので、これは2年に一度厚生労働省が改訂します。
今年はその改訂の年に当たり、4月から新点数に切り替わります。大臣はマイナス改訂(つまり値下げ)ではないと豪語していましたが、実際は+0.004%ですから、実質的にはプラス改訂とはいえるようなものではありません。
小泉改革で、医療費抑制により「崩壊」した医療制度。なんとか立て直しが試みられてきましたが、まだまだ余裕はありません。高齢化社会が進んで、ますます医療費が必要になることは明かですが、とても安心できる状況とはいえません。
今夜は、新しい新点数の概要を説明してもらう勉強会に参加してきました。全体的には在宅医療の枠組みの拡大が目立ちますが、それ以外については大きな変更はありませんでした。
この手の勉強会はとりあえず参加してみますが、あまりに範囲が広すぎて、結局あらすじのあらすじレベルで終わってしまいます。それでも、最低限のところだけでも聞いておかないと、あとで本文を読んでもなんだかわかりません・・・というか、たぶん、ぐちゃぐちゃで読んでもわからない可能性が高いんですけどね。
まぁ、何にしてもどう改訂する時期はわかっているんだから、ほんと、年末くらいまでに発表してくれれば、あわてないですむんですけどね。数日前に発表して、4月1日からですっていわれてもね。まぁ今回は早い方かもしれませんけど、詳細がきまっていないとこもちょこちょこあったりするわけで、またもやあせらせられますね。