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2012年3月27日火曜日

子役

いやはや、テレビはちょっと世間で話題になる物があるととことん食いついて、せっせと同じような特集を垂れ流し。企画力も何もあったものじゃありません。番組を作ることに対するプライドというものは無いのでしょうか・・・というより、求める方が無理がある。

最近やたらと目につくのが、いわゆる「子役」たち。子役は可愛い旬がありますから、一度人気になると期間限定物。もうこれでもかっていう具合に、テレビでは取り上げまくって・・・そして、数年で成長してくると切り捨ててしまう。

また、その持ち上げ方もこども相手にやたらと褒めちぎる。何をやっても、内容の善し悪し関係なく、「すごいねぇ」とか「うまいねぇ」とか。こどもですから調子づいて、社会をなめてかからないといいですけどね。

昔から子役で成功して、そのまま大人になって生き残った人はいましたっけ。例えばウルトラセブンにも出ていた松坂慶子さんなんてのはかなり例外的で、たいていは泥沼人生みたいな話が多いように思います。

マグマ大使のマモル少年は、フォーリーブスの江木俊夫。覚醒剤で捕まったことがありましたね。
チャコちゃんケンちゃんのケンちゃんは宮脇康之で、ポルノに転落してその後はぐちゃぐちゃ。
鳩子の海の斉藤こず恵も、テレビでその後の泥沼を語っています。

もっとも、そういう転落話ばかりがその後もテレビで取り上げられる(そういうところもどうかと思いますが)ので、よけいに子役の末路が悲惨なイメージになってしまうのでしょぅか。

大多数の子役は、ある程度成長すると自然と引退しているわけで、中途半端に芸能界に残る方があとが大変なのかも知れませんね。そういう意味では、最近学業に専念ということで引退した有名子役はしっかりとした決断をしたものと思います。

わずか5,6歳のこどもが涙を流して嘘泣きができるなんて、やっぱおかしいと思いませんか。少なくとも、大人のエゴの犠牲にだけはならないことを祈りたい物です。