クリニックの夏季臨時休診のお知らせ
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2020年4月2日木曜日

新型コロナウイルスの死亡者数を理解したい

新型コロナウイルスの怖さを確実に知るためにはどうするか?

3月なかばに、死亡率に注目して人口100万人当たりで亡くなっている人数を計算してみました。

検査の実施には各国のばらつきがあり、感染者数(ウイルス陽性者数)は正確な感染の拡大を反映しているかは不透明。特に日本では、以前より検査数の少なさは指摘されていますし、現実に対象を絞っていることは事実。

しかし、肺炎により亡くなった方については、確実にウイルスが検出されて初めてカウントされていると考えられるので、間違いなく重症者の推定に役に立つと考えられます。

もちろん、前提としてWHOが集計している統計データが正しいとするなら・・・です。これまで信用しないと言われてしまえば、もう何も論じることはできなくなってしまう。

わずか2週間前、3月14日時点、つまりイタリアが急速に感染が拡大し、まだアメリカは余裕を見せていた時には、

日本 0.164人 (クルーズ船含みで0.220人)
中国 2.26人
イラン 6.42人
イタリア 4.27人
韓国 1.41人
スペイン 2.61人
フランス 1.16人
アメリカ 0.127人

全世界で集計すると0.726人という数字でした。

これを、経時的に確認したいなと思ったのですが、膨大な数字を連続的に処理し続けるのがかなり大変で、何か簡単な方法はないかなと思っていたら・・・

同じことを考えていた人がいました!!

100万人あたりの死者数推移から見るCOVID-19感染抑止の現状http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/5166939.html、と題した記事をネットに上げた人がいます。


これが見たかった、というところなんですが、グラフについては縦軸が対数軸なので現実の増加より多くなればなるほど上がり幅が少なく見えることに注意が必要です。もっとも実数でプロットすると、少ない国は底辺に集まり過ぎてしまうので、それはそれで見づらいわけですが。

書いている方のプロフィールはわからないのですが、少なくともこれを作るための労力はよくわかるので、こういうまとめ方を見せてくれたことには大変感謝します。

現実に、いざとなったら病院に入院できると思ったら大間違いです。すでに、現状で新型コロナウイルス感染以外で入院している人がたくさんいます。しかも、経営面から病院はできるだけベッドの稼働率を上げるため、どこでも満床に近い状態のはずです。

つまり、急激に入院ベッドの需要が増えても、初期の段階で受け入れ不可能になることは明らかです。緊急的な臨時のベッドを増やすしかありませんが、現状では法的にできない。働き方改革で実働できる医療スタッフは昔より減っていますから、仮にベッドが増えても医療関係者の過重労働により限界はすぐに来ます。

現実にイタリア、アメリカから爆発的感染が生じたらどんなに悲惨な状況になるかは、いくらでも惨憺たる状況が伝わってきています。緊急事態宣言は、一定の歯止めは確実に期待できますので、遅すぎては意味が無いということを理解しておく必要があります。