もう、食卓にあがる夏野菜としては定着した感があるゴーヤ。
本来はツルレイシと呼ばれていたもので、ゴーヤは言ってみれば沖縄の方言みたいなもの。しかし、ゴーヤが市民権を得たのは沖縄料理のチャンプルからですから、そこんとこを尊重しましょう。
漢字だと苦瓜と書くように、まさにその苦みが特徴。ただし、さすがにそのままでは苦すぎてとても食べれません。まずは、苦みをうまく取ることが料理をするときのコツだそうで。
よく、中心の綿が苦いと思って、必死に取り除く方がいますが、苦いのは外側。綿はどうでもいい。塩もみして、じっくりと苦みの汁を出すこことが大事。砂糖も少し混ぜると効果的です。
少なくとも30分、出来れば1時間以上放置しておきたいものです。緑色の汁がたっぷり出たら、沸騰したお湯に数十秒くくらせて、あとは水にさらしておきます。
あとは、いろいろなものと炒めてチャンプルにしてもいいのですが、苦みがうまく取れた場合はそのままおひたしにして食べるのがお勧め。
そこで、いろいろな味付けをしてみました。一番下がスタンダードな醤油と鰹節。安心して食べれる味です。
上左は明太子まぶし。辛みと苦みが混ざって、それなりに楽しめる味です。
上右は、よくある味付きなめ茸を混ぜたもの。ちょっと甘みが加わって、これはこれで乙なもんです。
中左は、鰹だしのめんつゆにわさび、そしてのりをちぎって加えてみました。
そして、中右がポン酢と大根おろしをまぶしたもの。まぁ、ゴーヤのポン酢おろし和えというところ。実は、これが一番受けた。
ちょっとした工夫で、けっこう楽しめるものですね。