人は昔々、鳥だったのかもしれない。何故なら、空が恋しいから、と歌うのは加藤登紀子に贈られた中島みゆきの名曲。
中島みゆきの初期の傑作の一つだと思うんですけど、確かに空への憧れというのは、人によっていろいろだとは思うんですけど、何となくは誰もが持っている淡い気持ちだと思います。
特に強い感情を持った人々が飛行機を作り出し、自ら飛ぶことができない人類を空へ駆り立てました。
さらに高さの限界、速さの限界への挑戦が続くことで、地球はどんどん小さく、そして狭くなっていくのです。
生まれながらに、いとも簡単に空を飛べる鳥たちは、そんな人類を見て「何をそんなに苦労しているんだ」と思っているのかもしれません。