温帯地域と小学校で習って以来、日本は本来温帯に属する地域になっているはずですが、この何年かは、熱帯とまではいかないにしても、この夏の暑さは亜熱帯状態。
熱帯では普通にあるスコールが、ゲリラ豪雨と呼ばれて各地で被害をもたらすという状況です。昨日は風があっても、じめじめ感は強く、快適とはほど遠い。
ところが、この気候による地域の呼び方は「ケッペンによる気候区分」というものによるんですが、実は「亜熱帯」というのは無いんですね。
知らなかった、へぇ~、そうなんですか・・・と、いうだけのことですけど。
気温と降水量、そして植物の生育状況から決めるんだそうですが、熱帯、乾燥帯、温帯、亜寒帯、寒帯の5つが基本分類。乾燥帯と寒帯は植物が生えないので無樹林気候と呼ばれます。
ですから、亜熱帯というのは、気温が高く降水量が多い温帯の中の一部を便宜上呼ぶ言葉として使われています。一定の定義は無いので、意味合いが異なることもあるようです。
他にも、ちよっとマニアックなフローンとかアリソフの気候分類というのもあるんだそうで、この中では「亜熱帯」という言葉が使用されたりします。
一般人にとっては、本来過ごしやすい快適な「温帯」よりは、暑苦しさが増したということでの「亜熱帯」で困ることは無いと思いますけどね。