2017年7月16日日曜日

つい日本の政治に愚痴を言いたくなった


ブログで政治の話を取り上げるのは「危険行為」とされているんですが、昨今の日本の政界のあまりにお粗末な話題には辟易しています。

大臣の不適当発言は言うに及ばず、それらを問題ないと言い切っておきながら、支持率が下がると簡単に「再調査します」とか、「やはり出席します」とか・・・

とにかく後から前言を翻して国民目線をアピールする、内閣のあまりに見え透いたその場しのぎが目に余る。

トランプがやりたい放題はしょうがないけど、そのかわりそれが嫌なら中間選挙で国民が直接彼を下ろすことができる。

ところが、日本の総理大臣はそうはできないのに、トップは自分のことを直接選挙で選ばれた大統領と勘違いしているとしか思えない。

昔の自民党「一党独裁」時代のイメージを追いかけているんでしょうが、何しろ与野党ともにカリスマ性のある強烈な個性が感じられる政治家がいない。

自分の知っている時代の政治家は、佐藤栄作、そして三角大福、市川房江、土井たか子といった方々で、それぞれ強烈な個性 ー いわゆるオーラというものがあって、良くも悪くも日本を牽引する力を持っていました。

そういうスター政治家の二世どころか、三世までもが登場して、親の後を継ぐのが当たり前という、力だけは最初から持っていますが、もう日本をどうにかしたいという信念とかは最初から持ち合わせていないような雰囲気です。

もっとも、自分も父親が医者でした。正直、本心から医者になりたいと思って医者になったとは明言できません。病気で苦しむ人々を何とかしたいとか、そんなかっこいいことを言える立場ではありません。

ですから、親の敷いた既定路線に乗ることには強い反発心がありました。少なくとも、親とは違う診療科を選び、父親の医院を継ぐことはしませんでした。親不孝だったかもしれませんが、そのかわり仕事に真摯に打ち込めていると思っています。

世襲政治家のすべてがダメとは言いませんが、彼らからは謙虚さみたいなものは感じられません。公務員の頂点であることを勉強して、「反発勢力に負けるわけにはいかない」ではなく、「敵対する人々も納得させる」努力をしてもらいたいと思います。