最近ざわつかせている日本学術会議。正直言って、そもそもそれは何をする組織何だろうという感じ。
そこでWikipediaで調べてみると・・・
日本学術会議(SCJ)は、日本の国立アカデミーであり、内閣府の特別の機関の一つである。日本の科学者の内外に対する代表機関であり、科学の向上発達を図り、行政、産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とする。
ということらしい。で、結局具体的には何をしているのかよくわからない。
そこで、さらに会議のHPを調べてみると・・・
まず、専門科学者の検討を要する事柄についての政府からの問いかけに対する回答として「答申」ということをしているようですが、2007年に「地球規模の自然災害の増大に対する安全・安心社会の構築」というタイトル以後何もないようです。
科学的な事柄について、政府に対して実現を強く勧める「勧告」としては、「 総合的な科学・技術政策の確立による科学・技術研究の持続的振興に向けて」というのが2010年で最後。
2017年には「軍事的安全保障研究に関する声明」、今年には「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」という報告、政府からの審議依頼に対する「科学的エビデンスに基づく「スポーツの価値」の普及の在り方」という回答があったりします。
とりあえず、何かを相談しているのは間違いないんですが、具体的な内容が見えてこない感じと、活動の頻度について緩慢な印象もぬぐえないところがある。
結局、いろいろな分野から日本の「第一人者」と考えられている方々が集まっているらしいのですが、専門性が求められる話では、このような全体会議が実効性のある議論がされていることは考えにくい。
やはり、偉い人かたくさんいるという「権威付け」的な意味合いが強いと考えざるをえないところなんでしょうか。
それはともかく、スガさんも、まだ国会が無くあなたが首相だと国民が実感していないこの時期に、「強権発動」的な問題を起こしてくるのは、滅法ハートが強いのか、それともKYなのか・・・いずれにしても、アベちゃんの長期政権のマイナス面だけは引き継がないでもらいたいものです。