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2022年6月24日金曜日
鉄パン
鉄のフライパン・・・略して鉄パン。
昔は、どこの家でも、使っていたフライパンは鉄製でした。こびりつかないようにコーティングするテフロンが発明されてたのは1938年のことで、60年代にフライパンに応用されはじめたそうです。
日本の家庭に浸透したのは80年代ごろからだと思いますが、使っているうちに少しずつ剥げてしまうので、いつのまにかフライパンは消耗品のようになってしまいました。材質も軽いアルミ製が主流になってしまいました。
そもそも鉄の調理器具であれば、正しく使えば一生物であり、使えば使うほど馴染んでいく・・・つまり、道具を大事に育てるという、現代人が忘れてしまった重要な考え方、そして最近の流行りの「SDGs」にも合致しそうなので、新しいフライパンは原点回帰して、鉄でいこうと思い立ちました。
そこで狙いを定めたのはビタクラフトというメーカーの「スーパー鉄」フライパンです。窒化加工された鉄で錆びにくいことと、IH対応というのが決め手になりました。
鉄パンを使う上で、こびりつかせないための大事なポイントは、「油ならし」です。ネットでは、微妙に異なるいろいろな方法が紹介されています。
今回、自分がやった方法は・・・
0. 最初に推奨される空焼きについては、このフライパンは必要ありません。
1. 亜麻仁油をたっぷり入れる(100ml)くらい。加熱して煙が出始めたら、濡れ布巾の上において冷やす。この時点でフライパンの表面に油の膜ができています。
2. 同じ作業を3回繰り返し、油膜をしっかりと作り上げる。油はとっておきます。
3. 調理するときは、1分くらい加熱してしっかり熱くしてから食材を入れる。
4. 終わったら、さっさと水洗い。原則として洗剤は使わず、汚れはたわしで落とす。
5. 軽く加熱して乾いたら、油を薄く塗り広げてから仕舞う。
6. 食材がくっつくようなら、金属たわしでこすった後に1~2を繰り返す。
以上です。
チャーハンを作ってみました。まったく、こびりつかずに、パラパラに仕上がりました。1合のご飯に卵1個を割り入れ、全体に卵をまぶしておきました。
予熱が必要なので、冷凍餃子とかいきなり並べて焼くのは難しいかもしれません。そもそも、冷凍餃子はテフロン加工されたフライパンが登場してから思いついた食品なのかもしれません。