2014年2月1日土曜日

S - 最後の警官

あっという間に1月が駆け抜け、今年もあと11ヶ月です・・・速いなぁ。

それはともかく、今期のテレビドラマなんですが、あまり面白そうなものがない。1年の始まりとしては、ややパワー不足・・・と自分勝手に思っているところ。

医療系ドラマは、嘘っぽさばかりが目立ってみる気がしないのはいつものこと。ちなみに昨年視聴率をとった某番組ですら、なんで人気なのかまったく理解できないわけです。

何年か前まで、トレンディの代表だった月9ドラマ。今回は嵐の松潤と石原さとみの組み合わせ。1回目だけ見ましたが、 松潤の夢想ばかりで話の展開がわからない。石原さとみの役どころが、あまりにバカっぽくて、とてもついていけません。

何かと話題が多いのが「明日ママがいない」で、制作サイドはまじめな意図で作っていることを協調していますが、そもそもタイトルからして「芦田愛菜がいない」をもじったギャグだろうことは明らか。

少なくとも、昼の愛憎ドロドロドラマのようなやりすぎの展開を、こどもたちが演じているのがあまり楽しくない感じでした。社会問題を提起するというのであれば、やり方は他にいくらでもあるはず。

いろいろな批判によってドラマが中止されるというのは別の問題で、もちろん基本的にテレビにはスイッチがあって見るか見ないかの選択は視聴者にある。嫌なら見なければいいだけですが、本質はそういうドラマを歓迎する人がたくさんいるということかもしれません。

相変わらず警察物は花盛りで、今期もたくさん放送されています。そんな中で「S-最後の警官」は、たまたま一回目を見てもまあまあ楽しめた。テレビとしては比較的派手なドンパチがあるのですが、基本的コンセプトが「誰も死なせない。犯人も殺さない」というところがいい。

原作はマンガだそうで、アクションだけでなく、何故誰も死なせないのかということを二人の違う立場の警官の異なる経験を対比していく展開はいいと思います。

犯人が死んだら、被害者側の残されたものは、どうしてこの悲劇が起こったか納得できる説明がなく、その怒りの矛先を失う。だから、犯人を絶対に生かして捕まえたいという主人公の意思は納得できる。

一方、犯罪者は絶対に許されず、殺してもかまわないと考えている警官がいる。ただ、それは司法権限を手に入れているかのような錯覚であり、ある意味合法的な私刑になるわけで、そこをうまく説明していけるかが大事になってくるかもしれません。