女子モーグルの上村愛子のオリンピックが終わりました。長野以来、ソルトレイク、トリノ、バンクーバー、そして今回が5度目の出場はすごいことです。
白馬出身で、小さい頃からスキーに親しんでいたとはいえ、4年に一度のオリンピックに5大会連続出場は、それだけで誇れる記録でしょう。
ただ、惜しい事に、メダルがなかった。7,6,5,4と来て、前回のバンクーバーで涙で「なんで一つづつなんだろう」という言葉が印象的でした。
そうならば今回はいよいよ3位以上のメダルが期待されましたが、残念ながら今回も4位。本人的にも、だいぶ素晴らしい滑りができたのだろうと思いますが、最後に抜かれてメダルを逃してしまいました。
レスリングの吉田沙保里が、オリンピック、世界選手権を連覇し続けているのも、凄い事ですが、金色をずっと取り続けいると勝って当たり前。もちろん、応援はするんですが、どうせ勝つだろうと思っているわけです。
上村は、なかなかメダルまで届かないところが、日本人の心をよりくすぐる。同じ「がんばれ」でも、本当にメダルを取らせてあげたいという気持ちがこもっているわけです。
さすがに、年齢的なことも考えると今回のオリンピックが最後でしょうから、ついに無冠の女王という感じになってしまいましたが、それでも試合後の「やりきった感」のある笑顔に救われました。
でも、本当は悔しいんだろうな・・・ご苦労様でした。