年末年始診療 12月29日~1月5日は休診します

年内は12月28日(土)まで、年始は1月6日(月)から通常診療を行います

2009年11月7日土曜日

あすなろ海水魚館 最初の50日間

まずは今夜は、ジャイアンツ日本一おめでとうの報告をしておきましょう。

さてと、今夜の本題ですが、それまでほとんどアクアリウムなんて興味もなかった自分が、今年の6月からいきなりはまりだし、まだわずかに4ヶ月ちょっとです。

淡水魚水槽は最初に投入した8匹の魚のうち2匹と3匹のエビのうち2匹が早々に☆になりました。しかしその後はたいへん落ち着いた状態で、安定した平和な日々をすごしています。

それに比べると、海水魚は、まじ大変。とにかく、どうしたら魚がゆっくりできるのか、試行錯誤の繰り返しです。根本的にやり方がまずいのかもしれませんが、クリニックのスタッフは言うに及ばず、患者さんがたがけっこう楽しみにしてくれているので、いまさら引き下がるわけにはいきません。

それに、スキューバダイビングのような行動的な趣味がない自分にとっても、初めて知った「海」の楽しみ方の一つなので、めんどうなことは多いのですが、とことこやってみたいと思っているわけです。

そこで、ここまでの経過を整理しておきます。

6月なかばから道具選定。いろいろネットで調べては、通販を利用して購入。7月17日にいよいよ海水をいれて水槽を立ち上げ。夏の暑い時期は、水温管理が大変だろうということもあり、水つくりに2ヶ月近くを費やしました。

そして9月17日についにカクレクマノミ♀6cmと♂5cmのペア、7cmのサンゴイソギンチャク、そしてオトヒメエビを投入。

9月29日、水槽を変更して水量を2倍にしました。これは、さすがに最初の水槽が小さくて、すでに凶暴性を発揮するオトヒメエビ対策の一つでした。と、同時に1.5cmくらいの貝を背負ったヤドカリ3匹も追加。

さらに調子に乗って、10月3日には4cmのキンギョハナダイと3cmのルリスズメダイを新規投入。

10月7日、体調が悪くなってきたサンゴイソギンチャクでしたがついに力尽きたようで、翌朝に溶けていて水槽全滅なんてことになっては大変なので取り出しました。最初の☆です。

さらに追い討ちをかけるようにキンギョハナダイがぼろぼろになって☆になりました。どう見ても、ほかの魚から排除されたとして思えません。

10月10日、ベニゴンベ追加。なかなか手に入りにくい魚ですが、愛嬌のよさはカクレクマノミをしのぐかもしれません。

しかし、このあたりからカクレクマノミの様子がおかしくなって来ました。数日後にあきらかに白い点々が体表に確認でき、白点病ということを確信しました。

それからいろいろできそうな対策をとってみたのですが、10月19日、2匹のカクレクマノミは☆になったのです。それから水槽の全換水をおこない、しばらくはじっとがまんをしながら様子をみてきましたが、なんとかその後は特に変化はありません。

11月5日、ちょっとショッキングな出来事がありました。凶暴なオトヒメエビの口のところに赤いものがあって、どうみてもヤドカリの足。ちかくに貝殻がおちていて中はからっぽ。

弱肉強食とはいえ、さすがにびっくり。最初から唯一いるオトヒメエビですが、すべてはこいつのためにうまくいっていないような気分になります。

そして、満を持してというほどの期間ではありませんが、11月7日、本日あらたなカクレクマノミのペアが到着。今回はちょっと小さめで、4cmの♀と3cmの♂。

ところが、♀の方が到着直後から様子がおかしい。体を傾けて泳いでいる。これはまずいと思って、しばらく別にしてみましたが、数時間後には縦になりくるくる回るようになって、しだいに動きを止めてしまいました。

ついたばかりで、こればかりは自分の管理のせいではありませんが、気持ちは暗くなる。

とりあえず♂を水槽に入れましたが、今回はカクレクマノミが好むハタゴイソギンチャクも一緒に購入したので、カクレクマノミにとっては安息の地となってくれることを祈るばかりです。あらたなお嫁さんをちかいうちに探してくるので、ちょっとの間一人でがんばっていてもらいたいと思います。