「オズの魔法使い」は、たぶん世界で最も古い世界中に知られたファンタジー映画。不思議な世界に飛ばされたドロシーは、黄色い煉瓦道(Yellow Brick Road)をたどってエメラルド・シティに向かっていくのです。
エルトン・ジョンのヒット曲にGoodbye Yellow Brick Roadというのがありますが、これは都会の冷たい舗装された道にさようならということで、田舎の方がいいなという曲です。
オズの魔法使いでは、希望をかなえてくれる象徴として描かれていたものとは逆の物でした。でも、そんな難しいことは考えないで、ごく身近にもYellow Roadが出現する時期になったんですね。
ここで黄色い色をだしているのは、Ginkgo、つまり銀杏です。もちろん、神宮外苑の銀杏並木に比べればたいしたことはありませんが、この数日で急に葉が落ち始めて、あっというまに見事なYellow Roadができました。
秋吉敏子の世界中に成功したビッグバンドのアルバムにはLong Yellow Roadというのがあり、またSalted Ginkgo Nutsというのもあるんですね。もちろん関係は無いと思いますけど、何となく秋吉敏子さんの心の中にある、日本の思い出みたいなものが見え隠れするんですね。